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経営や趣味、時事などのブログ記事や、Podcastの発信を日々行なっています。ニュース登録をしていただければ、更新情報を配信していきますのでお気軽にご登録ください。(広告を配信することはありません)
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【エピソード概要】
初代NuAns NEOで直面したOSの未成熟さとアプリ不足の課題。その失敗からハードウェア開発の強みを活かし、Androidでの再挑戦を決意する。
第2世代に向けて「変える」と「変えない」の判断、その裏には、ユーザーへの深い想いがあった。
自由なはずのAndroid開発で、最初の一歩からいきなり立ちはだかる壁。この困難をどのように乗り越え、製品化へとつなげたのか。そこには、知られざる業界の事情も隠されていた。
「Podcast:リアル経営」このエピソードに関するご意見・ご感想をぜひお寄せください。今後の配信の参考にさせていただきます。
リアル経営|企業経営の成功と失敗、等身大で語る台本なき社長のリアル」
この番組は、私、Hossyこと星川哲視が自らの体験をもとに、経営やその舞台裏などをリアルに語っていきます。
リアル経営は、毎週金曜日朝6時に配信しています。
おはようございます。自由人のHossyこと星川哲視です。
おはようございます。STRKのがじろうです。
はい。前回までは初代のNuAns NEO。Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォンを企画から開発、発売してどうだったのかというところまで、詳しくお話ししてきました。今回からは第2弾として、その続きをお話ししていきます。
前回は、平たく言えばちょっと失敗だったといっていい状態だったけど、そこで終わりませんよ、という話しでしたね。
そうですね。初代のNuAns NEOは、僕が思い描いた通りの形にはできなかったんです。大きく分けると、ソフトウェアとハードウェアがあって、ハードウェアはそのデザインや着せ替えの部分で、かなり評価が高かったんです。ただ、最大の問題は、Windows 10 MobileというOSがまだ登場したばかりで、いろいろとできないことが多かった点ですね。それから、アプリですね。
うん。
スマートフォンはアプリがないと、いろいろなことができるはずなのに、それができない。簡単に言えば、NAVITIMEやマップがあるかないか、といった日常的に使うようなアプリがなかったんです。だから、使えないなという部分があって、一部の熱心な方々には買っていただいたものの、大きく広げることはできませんでした。最初のロットをもう一度生産して継続しようと思えるほどは売れなかったので、失敗か成功かといえば、どうしても失敗の範疇に入るのかな、というのが前回までのお話でした。
はい。
そう考えたとき、ハードウェアに関しては、僕もいろいろと長くお話ししましたが、初めてスマートフォンを作ったにしては、ディテールも含めてこだわって、それを実現できたのではないかと思っています。その中で、OSが良くないとか、アプリがないという話だったのであれば、次は Androidという選択肢が出てくるのではないかと考えたんです。
これについては、どのくらいのタイミングでそう思ったんですか? もう進めている途中だったのか、それとも一度区切りがついて、そこからメラメラと意欲が湧いてきたのか。
実際、最初はWindows 10 Mobileの端末として発売して、そのあとは改良したりソフトウェアをいじったりして、より良くすることに集中していました。どうやって売るか、どうやって知ってもらうかという点にも集中していたので、最初の頃は次のことをあまり考えていなかったんです。
でも、実際にやっていくうちに、お店やユーザーの反応から、先ほど言ったような欠点が見えてきてしまいました。このWindows 10 Mobileで始まったスマートフォンだけど、ここで本当に終わっていいのかな、という思いもありました。
うん。
途中からですかね。後悔が残ってしまうので、もう一度OSとアプリを考え直そうと。OSが変わればGoogleのアプリストアが使えるようになるので、これまでの欠点をカバーできるんじゃないかという期待もあり、途中から「やろうかな」と考えるようになりました。そして、Windows 10 Mobileを最終的に終息する前に、Android版を出そうと思いました。
うん。
ハードウェアは良いものができていたんです。以前お話した永山さんは、本当はAndroidは嫌だったんです。やってみたら本当に苦労されたんですが、「ここは、Androidでもう一回トライしましょうよ」という提案にも同意してくれたので、「じゃあ、Androidでやろう」ということになりました。
ふんふん。
その際、大きく変える部分と変えない部分を分けたのですが、ハードウェアは先ほどお話ししたように、とても評判が良かったんです。あとはカバーですね。「コアコンセプト」として、スマートフォンのデジタル技術の部分をコアに置いていました。それで、着せ替えのカバーは、手帳型もありましたが、ほとんどが上下でカチッと簡単に付け替えられるツートーンのものです。
端末が新しくなったからといって、カバーまで買い替えるのは違うな、と考えていたんですよね。
なるほど。そのまま使えるように。
そうそう。僕がiPhoneのアクセサリーのビジネスをしていると、毎年新しいiPhoneが出て、前のものが使えなくなる、ということが起こるんです。わずかな違いしかないのに、「前のは使えません」という状況が毎年繰り返されるわけですよね。
はい。
同じケースが使えた例ってね、ほぼないんですよ。
うん。
保護フィルムは同じものが使えることが結構あるんですよ。「何と何は同じサイズだから」っていうことで使えたんですけど、やはりケース系だとほとんどの場合は使えませんでした。
うん。
そうなると、たとえばいいケースを買ったとして、前にお話しした通り、本革で1万円、2万円もするようなケースも出していて。それを買ってくれた人が次に2世代目を買うときに、またケースを買うのって、すごく萎えるというか、そういう気持ちになるんじゃないかなっていうのもあったんです。
だから、僕もAppleに対しては「こんなちょっとした違いなら変えなければいいのに」って思うことは結構ありましたね。
うん。
それで今回、ユーザーの人たちとネットでもリアルでもいろいろ交流してみると、ケースというかカバーを何種類も持っているんですよね。
うん。完全にコンプリートしてる人もいたとか。
そうそう。何人かは全種類持ってます。
すごいっすよね。
そうなんです。それで、もしその人が第2世代を買ってくれるとなったときに、全部買い直しというのは、メーカーとしてあり得ないと思いました。そのため、基本のデザインとカバーシステムは変えないという方針にしたんです。同じものが使えるようにしよう、というのが基本的なコンセプトとしてありました。
うんうん。
中のソフトウェアはAndroidベースに変わって、まったく違うものになりました。外側のハードウェアは、後でお話ししますが、少し「リファイン」する程度に修正している部分もあります。ただ、そうした変更はありつつも、パッと見は以前とまったく同じにしました。大きく分けると、このあたりが変わるものと変わらないものでしたね。
結構大事なことですよね、この「変えない」っていうのがすごく重要で。以前、ドレスメーカーの社長さんがおっしゃっていたんですが、「大ヒットしたドレスを売っていると、お客さんよりも先にメーカー側が飽きてしまう」と。いつも見ているから、ついそうなるんでしょうね。
「だから、翌年少しアレンジすると売上が下がって、もっとアレンジするとさらに売上が下がって、一番最初に戻すと売上が回復する」という話を聞いたことがあります。
なるほど。
作り手側がお客さんよりも先に飽きてしまって、不必要に変えてしまうということが結構ある、というお話を聞いて、それに近いものをすごく感じました。好評だったものをわざわざ変えない、というのはその通りだと思います。
そうだね。実際にビジネスとして行なう場合、わざと仕様を変えるというのはやはりありますよね。メーカーとしては、もう一度買ってもらうため、といった理由で。
計画的陳腐化ですよね。
そうですね。ちょっと新しい機能を追加して、新しい製品として買ってもらうというやり方は、実際にAppleなどもやっています。少しだけ中身が違う、といった形で、買い替えを促すという手法ですね。
うん。
だから、たくさんの方がケースカバーを購入してくださっている中で、僕が小さな会社で、コミュニティやユーザーのフィードバックを直接見ているからこそ、もう買い直す必要がないようにここは変えない。
その上でAndroidにすることで、いくつかできることが思いつきます。Androidだったらできたのに、ということが大きく2つあって、1つは電子マネーなどを使うおサイフケータイへの対応です。
はい。
前回まではWindows 10 Mobileで、おサイフケータイを使える環境がなかったため、背面にSuicaなどのカードを入れられるようにしていました。しかし、今回はAndroidであればSuicaやiD、Edyといった電子マネーが使える端末が登場し、iPhoneでも使えるようになりました。それに加えて、パスコード入力の代わりに指紋認証ができる。
うん。
Windowsの場合、OS側がすべて管理してくれるので、我々は何もする必要がありませんでした。セキュリティアップデートや機能改善などもすべてマイクロソフトが行ない、我々は何もする必要がなかったし、逆に何もできなかったんです。
う〜ん。
一つは安心安全のシステムという点も大きいと思いますが、Androidは自由度が高いです。メーカー側がやろうと思えば、OSの見た目や機能も含めて、大抵のことは実現できます。SamsungやXiaomiといったメーカーは、独自の見た目や機能を追加しているくらい自由なんです。僕はキャッシュレス推進派なので、キャッシュを使わないという点では、おサイフケータイは必須だと考えています。
それから、ロック解除もFace IDや指紋認証が便利なのに、毎回パスコードを入力するのはやはり面倒だと感じます。
面倒くさいですね。
なので、どうしても変えたいという思いがあったため、この2つを実現したくて企画しました。
大きいところは、そうですね、「防滴」という機能を入れたいと思っていました。これは防水とは違い、水中には入れられないのですが、シャワーや、少し雨が降ってきたりするくらいなら問題ないというものです。
これはハードウェアの話になりますが、デザインに大きく関わるというよりは、どうやって内部に水が入らないようにするかという点で重要です。試験をして「防塵防滴」というレベルに対応させようというのが、NuAns NEOの第2世代に入れたいと考えていました。
うん。
それで、まず名前ですね。
はいはい。
まず、「NuAns NEO」という名前です。以前お話ししたとおり「トリニティ」という会社名は、映画「マトリックス」に由来しています。トリニティはヒロインで、ヒーローはNEOでした。そこから「NuAns NEO」と名付けられたわけです。そして、今回が第2世代にあたるのですが、マトリックスをご存知の方ならお分かりのように、あれは3部作ですよね。その3部作の第2弾は、「Reloaded」という名前なんです。
はい。
リロードというのは基本的には銃に弾を再装填するみたいな意味なんですよね。それで、僕は一応独自の解釈で、ハードウェアは先ほど言ったように同じじゃないですか。
うん。
それで、OSが切り替わって再度立ち上がるという意味の「リロード」という言葉がありますよね。再起動するときに「リブート」や「リロード」というと思うのですが、OSが変わってもう一度起動するという意味で、ちょうどこの「Reloaded」という言葉が、もともとマトリックス映画の2作目にも使われていました。
そして、我々が当時やろうとしていたOSを載せ替えて再度挑戦するという、「再挑戦」という意味とぴったり合ったので、NuAns NEO [Reloaded]という名前にしたんです。
いいですね。
これは「NuAns NEO [Reloaded]」の回の、一番最後に話しますけれど、3部作の3つ目の話で、その詳細はおいおいお話しします。まず名前については、「Reloaded」が一番良いだろうということで、この名前になりました。
はい。
Androidの携帯を作るのは、先ほどもお話ししたように、非常に自由度が高いんですよ。
うん。
Googleは、AndroidのOSの基盤を無償で公開しています。そのため、誰もが自由にAndroidが搭載されている端末を利用できます。これはスマートフォンに限らず、スマートハブや店頭ディスプレイなど、その裏側でAndroidが動いているものも含まれます。Androidには、独自に機能を追加して表示させるといったことができる基盤があり、それを自由に使えるようになっています。
ここでまず、大きな壁に直面します。
はい、まだ最初の最初ですけど。
はい、この最初の最初に、いきなり諦めようかぐらいの勢いの大きな壁にぶち当たります。
セキュリティとかですか?
Windows 10 Mobileのときは、比較的簡単にスマートフォンを作れるという話がありましたよね。マイクロソフトが、彼らのアーキテクチャーに合わせて「これとこれを組み合わせたらこうなる」という仕組みをきちんと作り、それを中国のODMにライセンス契約してやってもらっていたんです。
メーカー側はセミオーダーのような形で進めるだけで、基本的には「作る」という点においては簡単にできる状態が整っていたんです。だからこそ、我々のようにスマートフォンをまったく作ったことがないiPhoneアクセサリーの会社でも参入できたわけです。そうした「枠」の中で事業を行なっていたのです。
しかし、今回はその「枠」がありません。先ほど言ったように自由だからこそ、逆に「どうやって進めればいいのか」という状態になっています。
うんうん。
先ほども言いましたが、Androidを使う最大のメリットはアプリストアなんです。購入した方がいろいろなアプリをダウンロードして使えるというのは、もう当たり前になっていますよね。
うん。
Androidの無料版、Googleが配布しているものを入れること自体はいつでもできるんですよ。さっきも話したように、自由に使えるんです。でも、Googleのアプリストア、AppleはApp Storeと呼んでいますが、GoogleはGoogle Playストアと呼んでおり、この機能をスマホに入れて出荷しなければ意味がないじゃないですか。
うん、そうですね。
ただ、このGoogle Playストアを利用するには、Googleと別途ライセンス契約を結ぶ必要があるんです。Androidが動く端末であれば、比較的簡単に実現できる話で、中国でもWindows 10 Mobileの頃とは状況が違います。あの時は10社程度で、僕らは5、6社回りましたが、こちらは何百もの会社が「うちでもAndroidスマートフォン作れますよ」と言っているんです。
しかし、Googleとライセンス契約をしないとアプリストアを導入できない、ということが分かったんですよ。
うん。
Googleは「Google Playストア」を「Googleモバイルサービス(GMS)」という仕組みでライセンス契約を結んでいます。これにより、Google Playストアだけでなく、GmailやChromeといったGoogleのアプリも一緒に使えるようになります。
そのため、中国のメーカーなどGoogleと契約していないところは、独自のブラウザやファイルシステム、アプリストアを展開しています。現在でも、Googleは中国政府との関係で撤退しているため、中国ではGoogle検索などが制限されています。したがって、中国のメーカーは独自にアプリを開発しており、メーカーごとに多数のアプリストアが存在している状況です。
ふ〜ん。
Xiaomiの端末を買った人はXiaomiのアプリストアを、Huaweiの端末を買った人はHuaweiのアプリストアを利用します。当然、我々にはそのようなことはできないので、Googleのものを使わせてもらうしかありません。
GoogleのWebサイトには申し込みフォームがあり、「このようなライセンス契約をしたい方はこちらからお問い合わせください」という連絡先があります。そこで、「どのような企画で何台くらい「行なうのか」といった情報を入力して送るのですが、一体何が起こったと思いますか?
まず、ここまでは特に心が折れるようなことはありませんよね。たとえば、英語の長文で返信が来たりとか。
それだったらまだいいよね。
まだいいんですね。
だって翻訳すればいいだけだから。一応その頃も翻訳ソフトはありましたし。
じゃ、ライセンスフィーが高いとか。
実はそこにお金がかからないんですよ。
そこはかからないんですね。でも、心折れそうなんですね。
もっと基本的なところです。
もっと基本的なところで?
ちょっと長くなってしまうので言ってしまいますが、「返事が来ない」。まったくの梨のつぶて。
なるほど。
こちらとしては開発を進めたいのに、まったく返事が来ないんです。もちろん、ハードウェアの話です。実は、Windows 10 Mobileの初代と今回の2代目Reloadedでは、ODMの会社が違うんですよ。
ふんふん。
もともとWindows 10 Mobileの時代に、香港のおじちゃんが「一緒にやろうよ」と誘ってくれたのが始まりでした。彼らはAndroidでは儲けが出にくいと考え、Windows 10 Mobileに活路を見出し、その中で面白いことをやろうとしてくれたんです。
しかし、結局Windows 10 Mobileはあまりうまくいかず、かといってAndroidに戻るだけでなく、いろいろな別のことをやるようになりました。そのため、最終的にはその部門自体がなくなってしまったんですよね。
うん。
なので、僕はAndroidができないということもあり、別のODMに変えたんです。ハードウェアは先ほどお話ししたように同じ形で進めています。ただ、中身が違うので、実際はいろいろなことを一から作り直しているんですよね。そちらはそちらで進めているんですが、肝心のGoogleからの返事がない状態なんです。
うん。
それで、もう時効なので言ってしまうと、伝手を辿ってアメリカの方に問い合わせをしているのです。実際これはアメリカの本社側での話です。後々聞いてみると、そのフォームは見ていなかったようです。
では、なぜフォームを用意したんですか?
そう、ひどいよね。
それは意図せずそうなったのか、意図的に何か罠として用意しているのか、何なんですか?
僕の推測では、半分はオープンですよと伝えるために、フォームや説明のWebページは存在しているけれど、実際は誰も見ていないんです。裏でコネを使って調べてみたら、「実はこれは見ていません」という話でした。
やっぱり、そういうことなんですね。
そうなんです。ただ、正式に本当にやろうとすると、1万台、2万台といった端末を販売するメーカーとGoogleが直接ライセンス契約をすることはないと思います。
なるほど。もっと規模の大きいところと、ということですね。
その通りです。でも、大きい会社はこういうフォームからおそらく来ないでしょう。きちんと、大きい会社同士の繋がりがあります。
うん。
それで、僕も作ったことがなかったので知らなかったから、ずっと待っていたのですが、「さすがにまずい」という状況になって。裏で話を聞いてみたら、「見ていません」という話で、これどうするんだろう、という感じでした。
ほぉ。
実は僕が知らなかっただけなのですが、Googleが契約している中国のODM会社があって、そのODM会社経由でライセンス契約ができるということが、かなり後になってわかったんです。だから、特定のODM会社に依頼すると、その会社がGoogleからライセンスをもらって、先ほどのアプリストアやChrome、Gmailなどを入れられるようになる、という仕組みがあったんです。
いや、最初は全然わからなくて、なぜ返事が来ないのかすらもよく分かりませんでした。
冷静に考えれば、学生のような人でもそのフォームに入力できてしまうわけですよね。だから、一つ一つすべてに対応していたら、人件費が莫大になってしまいますもんね。
そうそう。
本気のところだけに絞ってやらないとね。
そうそう。GMSで検索すると出てくるのですが、今はパートナー紹介みたいなのがありますね。
それを入れると、そこから繋がると。
そこを見ると、グローバルでのパートナーリストが出てくるね。
では、そこでフィルターかけてるんですね。
なるほどね。前はこの部分がなかったんですね。
これも時効だからというわけではないけれど、我々が契約してAndroidのNuAns NEO [Reloaded]を開発してもらった会社は、実はGMSのパートナーではなかったんです。
へぇ〜。
それで、後々、先ほど話したパートナーがGoogleと契約してくれることになったので分かったのですが、その会社で一時的に作っているように見せかけてはいたんですが、実際の開発はすべて別の会社が行なっていました。
へぇ。
これは少しずるいのですが、時効だからお話ししますね。裏でうまくやりながら、最終的にはGoogleのライセンス契約も取れて、アプリストアにも入れることができたんです。
うん。
このあたりの話は、あまり世の中に出回っていないことなので、多少なりとも面白いんじゃないかと思いますね。
うん。
2つほど、思いついたので話します。1つ目は独占禁止法だったかな、それでGoogleのこのシステムを導入する際に、あることを約束させられることがあるんですよ。
ほう。
スマホを最初に起動したときに、Googleのサービスが「このアプリとこのアプリはホーム画面に必須です」となるんですよ。こちらが「Chromeは使うけど、このアプリはいらないな」と思っても、ダメなんです。
それ許されるんすね。
本当はダメなんですけど、当時は抱き合わせ販売のような形で、当然、検索に関しても「Googleの検索じゃないとダメ」といった状況でした。実は最近、数年前のことですが、日本でも独占禁止法違反ではないかという話が出て、公正取引委員会だったか、総務省だったか、Googleが端末メーカーに強制しているのではないかという件で調査が入ったんですよ。
うん。
それで、僕はもうスマホビジネスを辞めてしまっているので、すべてを話そうと思いました。コメントを募集していたんですよね。総務省だったか公正取引委員会だったか、どちらか忘れましたが、その返事はまだ来ていません。
(笑)そうなんですか。
こちらとしては、弱小端末メーカーがGoogleに強制される形になったんです。正直、当時は強制されているとは思っていませんでした。「そういうものかな」と。Googleには無料で使わせてもらっているわけですから、Googleのアプリを置くのは当然だと思っていました。
でも、後になって考えると、自由に競争させないような強制があったという話が出てきて。それで、返事がなかったので2度問い合わせをしたんです。総務省だったか公取だったか。返ってきたのは、「一応その事例は見ています」といった内容でした。ちゃんと僕からヒアリングして欲しかったですね。
うん。
たぶん、今は強制しなくなっているんじゃないかな、という話が一つあります。これについてはおいおい話すことになるんですが、発売日が伸びたんですよ。発売が延期になったのは、Googleとのライセンス契約後に行なう互換性テストにギリギリ合格できなかったためです。
合格しなくても販売自体は可能ですが、きちんと対応しようということで、発売を数日遅らせ、5月末の発売予定が6月上旬になったという経緯です。世間には、詳しい説明はせず「延期になりました」とだけ伝えています。
はい。
Googleの話については、僕も憤りを感じていたので、つい長く話してしまいました。まだ開発が始まっていない段階なのに、話が長くなってしまいましたが。
でも、ほとんどの人は、返信がない時点で諦めてしまうのではないでしょうか。
そうだよね。
ダメだと諦めて。しかも、相手は大企業だし、やはり相手してくれなかったと。
僕がまったくの素人だからこそそう思っただけで、知っている人たちからすれば「そんなの当たり前だ」という感じだったのかもしれないですね。
その業界の人であれば。
そうですね。一度経験すれば、ODMと契約すれば良いということが分かります、ということですね。
はい。
今回はまず、Googleの話で盛り上がりましたが、総務省も公正取引委員会も返事をくれないという状況で、第1回はここまでとしたいと思います。
そうですね。だから、ちゃんとした道筋がある、その筋の道筋があるということですね。それを知らずに真正面からいってもダメだ、と。
それだったら「フォーム作んないでよ」みたいな話になってしまいますよね。
それも独占禁止法に抵触してしまうので、たぶん作ったんですよね。
たぶんね。
特定のところだけにしか提供しないというのはダメということなのでしょう。
はい。
なるほど。ちなみに、来週はどんなお話になりますか?
来週の山場としては、ハードウェアの改修がいくつかあります。指紋認証も含めてですね。あとは、先ほどもお話ししたように、パッと見は同じなんですけど、実はすべて一から作り直しているので、このあたりのハードウェアの話と、やはり大きいのはおサイフケータイですね。
そこも大変。
おサイフケータイも超大変だよ。
じゃあ、それはまた来週。
たぶん、これはどちらも一回ずつでしょうね。
はい。
それぐらいのボリュームがありますよ。
了解です。
というわけで、また来週、引き続きお耳にかかりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
リアル経営|企業経営の成功と失敗。等身大で語る台本なき社長のリアル」
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ここまでの相手は、Hossyこと星川哲視と
がじろうでした。
それではまた来週、お耳にかかりましょう。
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