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経営や趣味、時事などのブログ記事や、Podcastの発信を日々行なっています。ニュース登録をしていただければ、更新情報を配信していきますのでお気軽にご登録ください。(広告を配信することはありません)
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会社員だった時代には、そこまで付き合うことがなかったのに、会社を起業、その後経営してきた20年間、弁護士や税理士、社労士、ひいては議員ともお付き合いすることがありました。これらの方々は「先生」と呼ぶのが一般的だと思います。ただ、毎回「○○先生」と呼ぶのが当たり前だと思いつつ、ふと冷静になると「私はこの人に教えを受けているわけではないのに、なぜ先生と呼ぶのか」と自問自答していました。同じ違和感を抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで「先生」という敬称の使い方を再検討してみようと思います。
原義は 5番目の「先に生まれた人」。江戸後期に寺子屋の師匠や蘭方医を指す語として定着し、明治以降に医師・弁護士・議員など近代の知識階層へ一気に拡大しました。今日では「教え導く関係」とは限らない相手にも万能に使われる、日本語特有の敬称です。
ここからすると、私は1番、2番、5番としての意味を強く取り、3番をあまり考えてなかったところからの違和感だったのだと思います。4番は「センセイ」とカタカナで書く場合がありますが、私はほとんど使うことがありません。この意味で使うときには「センパイ」を使うことがあります。
書き出してみると、割とメールなどでの文章と口語ではかなり変わるような気がします。大体において、文章では先生以外の呼称にできても、面と向かって会った時の口頭では「先生」になってしまうのは、世間一般の無言の圧力に屈しているからでしょうか(笑)
下記はAIに確認してもらった結果なので、もしかするとネイティブの人はまた違うのかもしれません。ただ、私の浅い知識とも合致はしています。
職種 | 呼称例(英語圏) | 備考 |
---|---|---|
医師 | Dr. Smith | 英語圏共通。UK では外科医のみ “Mr./Ms.” の伝統が残存。 |
大学教授 | Professor / Dr. Smith | 在職階級に関わらず Professor が無難。 |
学校教師 | Mr./Ms. Smith | 性別不問で Ms. 推奨。 |
弁護士 | Mr./Ms. Smith(法廷内 Counsel) | 初回メールでは “Mr./Ms.” が慣例。 |
政治家 | Senator / Governor / President など職名 | “先生”に当たる包括敬称は存在しません。 |
英語圏では「万能敬称」はなく、職名+名前か汎用敬称で呼ぶのが世界標準のようです。日本の「先生」がいかに職種横断で特殊かが際立ちます。
私としては、できれば「さん」で統一したいです。勇気を振り絞ってそれで統一してみても良いのかもしれません。意外にネット情報では先生と呼ばれたくないという医者などが存在しているようです。
私自身も「社長と呼ばないで」というブログ記事を書いたことがあります。基本的に役職で呼ぶ人は、自分を役職として見ているということになるので、個人を見ていないとも言えるからです。その意味でも、肩書きに関わらず「さん」と呼ぶのが良いのではないかと思っています。
この記事を見ている方々で最適な解決策があるという場合にはコメントに投稿してください。
★
軽く思いついて書き始めたら、なかなかの分量になってしまいました。読んでくれている方々にも共感してもらえるでしょうか。「先生」と呼んでしまった方が楽なのは間違いないのですが、なんかしっくりこないところを言語化してみたら、改めて「さん」で行く気になりました。今後お目にかかる方々はそのつもりでよろしくお願いします。
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