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星川哲視(Hossy)の個人サイト Hossy.org は、これまでの起業・経営・卒業など、さまざまな経験からの情報をブログ記事やPodcastなどさまざまな活動を通じてアウトプットするサイトです。

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ANA交換レート改悪後に選んだ楽天経済圏での新ポイントライフ

日々、オンラインでもオフラインでも生活に欠かせないクレジットカード。最近、ポイント運用も含めて大きく変更したことがあります。

これまでは、クレジットカードはANA VISAプラチナカードを使用し、その流れでポイントはVポイントで貯めていました。主に仕事で利用し、フライト数も多かったため、ANAマイルをVポイントに交換して活用していました。ANAマイルは仕事以外での使用機会が限られており、アップグレードポイントとともに余り気味だったため、Vポイントが唯一の活用先でした。

これまではANAマイルからVポイントへの交換は1:1の比率だったので特に気にしていませんでしたが、先日、この交換レートが変更(私にとっては改悪)が行なわれました。

【提携ポイントへの交換】3口以降の交換レートについて|ANAマイレージクラブより

具体的には、20,000マイルまでは等価交換できますが、それを超えると50%減額されての交換となります。つまり、10,000マイルが5,000Vポイントにしかならないのです。私の場合、170,000マイルほど保有していますが、これまでなら170,000Vポイントに交換できたものが、今後は95,000Vポイントにしかならない計算です。

こうした変更(最近は改悪が目立ちます)にも一定の事情があるのかもしれません。しかし、一時的なキャンペーンではなく、長年続いてきた基本的な交換レートが突然変更され、しかも十分な猶予期間もないまま実施されたことは残念でした。これほどの大きな変更にもかかわらず、告知も不十分で移行期間もほとんどないというのは、ユーザーへの配慮に欠けると感じました。

マイルを使う トップ|ANAマイレージクラブより

私としては、長年かけて貯めてきたマイルの活用先を失ったことになります。今後は20,000マイルずつ交換しながら、残りの使い道を探すしかありません。

トリニティを卒業し、仕事での国内外への出張がなくなっていくため、今後のフライト頻度は不明です。ANAの利用自体はJALなどに変更するつもりがないので、フライトでのマイル獲得は継続するでしょう。ただし、長年の利用者として、ブランドへのロイヤリティは確実に低下しました。

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検討の結果、楽天経済圏へ

ユーザーができる最も効果的な抗議は、クレームの電話ではなく、他サービスへの切り替えです。声として届けることも重要なので、アンケートなどには回答しておくつもりですが、ビジネス上は使わなくなっていくのが一番効果的だと思います(私1人の行動がどこまで影響するかはわかりませんが)。

ANAの方がVISAなので、楽天はMASTERにしました。ナンバーレスなカードもシンプルで良いです。

前述の通り、フライトでのANA利用は継続せざるを得ませんが、クレジットカードの利用は見直して最適化することにしました。さまざまな検討の結果、自分のニーズに最も合致したのが楽天の経済圏でした。

上記の通り、現在利用中のサービスだけでも楽天の経済圏が形成されており、SPU(スーパーポイントアップ)によるポイント還元率の向上で、自然と楽天のエコシステムに組み込まれることになります(さすがの囲い込みです)。

携帯電話は楽天モバイルをサブ回線として、証券取引はSBI証券から楽天証券へ、宿泊予約は一休から楽天トラベルへ切り替えることにします(両サービスは巻き添えをくらってしまいました)。銀行口座もサブ口座として楽天銀行の利用を始めてみようと思います。

以前の楽天は私にとってあまり好きではないブランドでした。楽天市場や楽天トラベルが主力だった時期の、わずらわしいメール登録システムやユーザビリティの悪さが原因でした。デザイン面では今でも改善の余地を感じますが、三木谷社長の楽天モバイルへの挑戦には応援したいと思わせるものがあり、かつ包括的な経済圏はそれなりに価値があるとも感じたので、飛び込んでみることにしました。

これまでアカウントは持っていても面倒で使わなかった店舗での楽天ポイント獲得も、今後は積極的に活用していこうと思います。細かなところでは、吉野家やファミリーマートなどで表示が面倒だった楽天ポイント画面も、今では提示しています。

ポイントは1ヶ所に集中させるのが理想的ですが、完全な一本化は現実的ではないため、当面は2系統での運用を続けることにします。

ANAのマイル交換レートの改悪がなければ、ここまでの変更は考えていなかったでしょう。

顧客の信頼を失うきっかけは、思いのほか些細なことなのだと実感しました。さまざまな事情があることは理解できますが、長年マイルを貯めてきたロイヤルカスタマー(170,000マイルはそれなりの規模だと思います)に対しては、新制度への移行期間を設けるなどの配慮があってしかるべきでした。交換手数料などの収支計算もあるでしょうが、目先の損益だけでなく、顧客生涯価値(LTV)を重視してほしかったところです。

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星川哲視

星川哲視

デジタルライフプロダクトを取り扱うトリニティ株式会社を起業、約20年経営の後「卒業」。

スマートフォン向けカジュアルゲーム企画・開発会社エウレカスタジオ株式会社代表取締役、投資会社コスモスタジオ代表取締役を兼任。

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