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星川哲視(Hossy)の個人サイト Hossy.org は、これまでの起業・経営・卒業など、さまざまな経験からの情報をブログ記事やPodcastなどさまざまな活動を通じてアウトプットするサイトです。

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2026年、ANAダイヤモンドメンバーを維持するためにはどんな「修行」が必要なのか

ここ20年ほど、仕事柄、海外出張と国内移動が日常のようにありました。移動中や移動先でもインターネット接続できるようになり、iPhoneも登場してどこでも仕事ができるような環境になったことから、移動することのデメリットはほとんどなくなったので、出張を厭わないようになってきたのがここ10年ほどです。

中国でものづくりをしていたので、月に1度程度は中国・深圳あたりに行っていましたし、海外展示会の出展や視察でアメリカ、ドイツ、スペインあたりには頻繁に出張していました。また、大阪の量販店を担当していたので足繁く通っていました。

これらはほとんど飛行機での移動であり、結果として航空会社のマイレージシステムであるマイルは自然と貯まります。私はANA派閥に所属していたので、年間10万プレミアムポイント(マイル)を超え、ANAのダイヤモンドメンバーでいることは特別な目標というより「当たり前」の状態だったように思います。

写真アプリで検索してヒットした一番古いカード

ANAのダイヤモンドメンバーというのは、ANAマイレージクラブにおける最上位ステータスです。専用デスクによる手厚いサポートや、保安検査場も特別レーンがあったり、国内外のラウンジ利用も一般とは違います。優先搭乗や手荷物の優先返却など、ひとつひとつは小さく見えても、積み重なると移動体験そのものが別物になります。

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飛行機に乗らない生活になった今

状況が変わったのは2025年5月です。会社を卒業し、生活のリズムが一変しました。海外はもちろん、国内線にもほとんど乗らなくなりました。以前は月に何度も羽田に通っていたのに、気づけば最後に飛行機に乗った日を思い出すのに少し考える、そんな状態になったのです。

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毎年恒例のCESに行かなかった2026年 | Blogs | Hossy.org20年通い続けたCESへの参加を卒業。オンラインでは得られない展示会の体験価値、メディアに取り上げられない小さなブースから原石を見つける意義、現地でしか感じ取れない空気感を振り返りながら、テクノロジーとライフスタイルの接点を追いかける姿勢を語る。

この記事を書いているうちに、そろそろダイヤモンドメンバーを維持するのは難しいと実感してきたのです。一度、最高のステータスになってしまうと、そこから落ちていくのは気持ちとして耐え難いものがあります。実際には、飛行機に乗る機会が減っているのだから、それによる特典がなくなったとしても実害はほとんどないのですが、なぜか維持しようという気持ちになってしまうのです。これがマイレージシステムの上手いところなのでしょうが、それにまんまとはまっているわけです。

コロナ以降のANAダイヤモンド制度という救済策

ANAは2020年の新型コロナウイルス感染症以降、従来の搭乗実績だけではなく、5万プレミアムポイントとANA関連サービス(ライフソリューションサービス)の利用を組み合わせることで、ダイヤモンドメンバーを維持できる仕組みを導入しました。

おそらく当初は救済措置だったのでしょうが、結果として「乗らなくても維持できる余地」が生まれました。現在は、ANAも幅広いサービスを展開して飛行機に乗ってもらう以外の収益源を模索しているところなので、この組み合わせシステムは今後も続くことでしょう。

ANA公式サイト


ライフソリューションサービス利用が多い方のステイタス獲得条件 | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ【ANA公式サイト】対象期間中、3つのステイタス獲得条件をすべて達成された方に翌年度のプレミアムメンバーサービスのステイタスを付与いたします。あなたの旅や暮らしを豊かに彩る「ANAマイレージクラブ」。特典航空券や、キャンペーンなどANAのマイルを貯めて使えるサービス満載。

ANA関連サービス(ライフソリューションサービス)には、たとえば次のようなものがあります。

  1. ANAトラベラーズによる国内・海外の宿泊予約
  2. ANAマイレージモールや機内販売などの購入
  3. ANA Payを利用した日常の支払い
  4. ANAのふるさと納税サービス
  5. ANA FESTAなど空港内ショップでの購入

これらは、意識せずとも日常生活や旅行の延長線上で利用できるものが多く、「飛行機に乗らなくても関われるANA」という存在を強く印象づけます。

余談ですが、私は地元に住んでいるのでふるさと納税をすると税収が地元以外に流れてしまうため、まったくやっていません。ただ、ダイヤモンドメンバー維持のためだけに、1件だけしています。

2025年は5月以降に飛行機に乗らなくなったので、正直5万プレミアムポイントも年末ギリギリに無理やり石垣島へ行ったくらいです。なんとか5万プレミアムポイントに到達し、その他のサービスも7つ以上クリアすることで資格を維持することができました。

2026年は本当に厳しいのではないかという疑念

ところが2026年を考えると、状況はさらに厳しそうです。そもそも、2025年の5月以前のフライト実績が今年はなさそうです。その他のサービス7つ以上はクリアできると思いますが、肝心の5万プレミアムポイントの到達が厳しいと思うのです。

ライフソリューションサービス利用が多い方のステイタス獲得条件|ANAマイレージクラブより

そこで一度、「国内線だけで、実際どれくらい乗れば5万プレミアムポイントに届くのか」を調べてみることにしました。感覚ではなく、数字で把握しておいてどう転んでも無理だということがわかればキッパリ諦めるという選択肢も取れるかなと思ったのです。

実際に調べてみた国内線修行の現実的な数字

ここからは、ANA公式のフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションを使い、私自身の実条件(ダイヤモンドサービス2年目以降、SFCプレミアムカード、運賃1・積算率150%)で算出した数字を整理してみました。

ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションより

距離的にも遠くて行ってもよさそうな主要3路線のプレミアムポイントは次のとおりでした。(すべてANA公式シミュレーターによる算出結果)

路線(羽田発)区間基本マイル片道プレミアムポイント往復プレミアムポイント年間50,000PPに必要な往復数
那覇9843,3526,7048往復
石垣1,2244,0728,1447往復
新千歳5101,9303,86013往復
cam.ana.co.jp
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションのページです。

この表を見ると、差は一目瞭然です。那覇と石垣では片道で720ポイント、往復では1,440ポイントの差が生まれます。年間で見れば「たった1往復」の違いですが、実生活に落とすと、この1往復は決して小さくありません。一方、新千歳は片道1,930ポイントと大きく下がり、単独で5万プレミアムポイントを目指すには13往復が必要になります。

ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションより

次に、これを生活感のある月次ベースに分解してみます。

  • 那覇:8往復/年 → およそ1.5ヶ月に1回
  • 石垣:7往復/年 → およそ2ヶ月に1回
  • 新千歳:13往復/年 → 毎月以上

こうして数字を並べてみると、羽田-那覇、羽田-石垣は「定期的に南の島に通う生活」として成立しますが、新千歳を軸にすると途端に修行感が強くなります。とはいえ、この数字を見ると「絶対に無理ではない」という感覚になります。

沖縄、特に石垣島や宮古島を基軸に、夏だけ北海道を織り交ぜるというようなことでなんとかならないかなと思い始めてきました。

本当は北海道でも一番マイルが貯まるのが稚内です。数字だけを見れば稚内は北海道最強です。ただ、果てです。着いた先で何をするかと聞かれると、正直、答えに少し詰まります。1年に一度行けば、それ以上難しい気もしてしまいます。もちろん景色は素晴らしいですし(何回か行ったことはあります)、夏の宗谷岬にはロマンもあります。ただ、年に何度も通う理由を5万プレミアムポイントのためにひねり出すのはなかなか難しいです。

その点、那覇や石垣島は違います。行く理由を考える必要がありません。海を見に行く、ゆったりと過ごす、美味しいものを食べる。それだけで成立します。結果としてプレミアムポイントも貯まる。以前は仕事の副産物だったダイヤモンドステータスを、今度は自分の意思で、少し楽しみながら取りに行く。その舞台として、沖縄が最適だと思います。

2026年は、修行という名の我慢大会ではなく、沖縄に定期的に通う一年にしようと思います。たまに海外に旅行に行くかもしれないので、様子を見ながら貯めていってみようと思います。これがうまくいくのであれば、今後も続けていけるかもしれません。

絶対に無理だったら諦めようと思っていたけれども、「いけないわけではない」という絶妙なバランスの数字が出てきましたので困りました(笑)

ちょっと背伸びをすれば手が届くところにあるものは、取りたくなりますよね。

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Hossy.org は、星川哲視(Hossy)のこれまでの起業・経営・卒業など、さまざまな経験からの情報をブログ記事やPodcastなどさまざまな活動を通じてアウトプットするサイトです。

星川哲視

星川哲視

デジタルライフプロダクトを取り扱うトリニティ株式会社を起業、約20年経営の後「卒業」。

スマートフォン向けカジュアルゲーム企画・開発会社エウレカスタジオ株式会社代表取締役、投資会社コスモスタジオ代表取締役を兼任。

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