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最近、なぜだか鼻水とくしゃみが止まらない日々が続いていましたが、ふと今日3月7日が「花粉症記念日」なるものだと知りました。50年以上、自分には縁のない日だと思っていたのに、まさかこんな形で当事者になるとは思いもしませんでした。


世の中には「○○の日」が山ほどあり、先日「パクチー大嫌いな日」があったのも驚きでしたが、花粉症にまで記念日があるとは知りませんでした。記念日というからにはおめでたいニュアンスがあってもよさそうなものですが、当事者からすれば祝われても困ります。むしろ、お悔やみ申し上げますと言ってほしいくらいです。
私には長年の信条があります。「測らなければ熱はない。病院に行かなければ病気ではない」というものです。風邪っぽいなと思っても体温計には絶対に手を伸ばしません。体温の数字を見てしまったら最後、脳が「あ、自分は病人だ」と認識してしまうからです。シュレーディンガーの猫と同じで、観測しなければ健康と病気は重ね合わせの状態にあるということです。であれば、観測しない方が得です。

花粉症についても同様のスタンスでした。一昨年あたりから、花粉の季節が始まった初日か2日目くらいに、少し鼻がムズムズして目がかゆくなることがありました。ただ、それも2日ほどで治まるので「やはり花粉症ではない。一時的に何かあっただけだ」と自分に言い聞かせて、無事に花粉シーズンを乗り越えてきました。
ところが、今年は様子が違います。もう1週間、鼻水とくしゃみが止まりません。ティッシュの消費量が明らかに増えていて、目も痒くなってきています。

そこに重なったのが、花粉症記念日という絶妙なカレンダーの一致です。もはや宇宙からの啓示としか思えません。1週間にわたる鼻水の洪水と、よりによって今日という日付。これはもう、認めなさいという天の声ではないでしょうか。50年以上にわたって守り通してきた「認めなければ存在しない」という信仰が、ここにきて崩れていってしまったのです。
花粉症記念日の由来には諸説あるようです。1993年3月7日に気象情報会社が日本で初めて本格的な花粉飛散情報を発表したことにちなむ、というのが有力ですが、気象庁は「うちが制定したわけではないし、花粉情報を出したこともない」と否定しています。誰が言い出したのか定かでないまま広まった記念日というのは、花粉症そのものと同じで、出どころが曖昧なまま確実に広がっていくあたり、なかなかミステリアスです。

それはさておき、50歳を過ぎてから突然花粉症になるというのは珍しくないそうです。よく使われるのが「コップの水」理論で、花粉を吸い込むたびに体内のコップにIgE抗体という水が少しずつ溜まっていき、ある日ついに溢れます。溢れた瞬間がアレルギー発症です。50年かけてゆっくり満たされたコップが、まさに今年、決壊したということでしょう。長年の蓄積というのは恐ろしいもので、セキュリティホールと花粉症は気づいたときにはもう遅いという点で似ています。

加齢によって鼻の粘膜が薄くなり、バリア機能が低下することも原因のひとつだそうです。若い頃なら跳ね返せていた花粉が、粘膜の奥まで入り込んでしまいます。城壁が老朽化して敵の侵入を許すようなものです。なお、ストレスも原因として挙げられることがありますが、正直なところ、私の今の生活でそこまで過剰なストレスがあるとも思えません。むしろストレスフリーに近い自由人生活をしているのに花粉症になるとは、花粉は人の事情を汲んではくれないようです。
受け入れると決めた以上、対策をしなければなりません。科学的根拠があるとされるセルフケアをいくつか調べてみました。
まず、ワセリンを鼻の穴の入り口に塗るという方法。イギリスのNHS(国民保健サービス)も推奨しているもので、花粉が油分に吸着されて体内への侵入を減らせるそうです。こんなに単純でいいのかと拍子抜けしますが、シンプルな解決策ほど信頼できるものです。

次に、生理食塩水での鼻うがい。花粉を物理的に洗い流すという直球勝負です。ただし真水でやると涙が出るほど痛いので、必ず0.9%の食塩水で行なうことが重要だそうです。包丁と同じで、正しい使い方をしないと怪我をします。
一方で、民間療法の世界はカオスです。「悲しい映画を観て号泣し、涙で花粉を洗い流す」というパワープレイは信じる人がいるのでしょうか。泣きすぎると鼻の粘膜が腫れて逆効果だそうですが、発想の大胆さは嫌いではありません。

「毎日ヨーグルトを食べれば花粉症が治る」という話も根強いですが、腸内環境の改善は長期戦であって、今日食べて明日くしゃみが止まるようなものではありません。ただ、以前実際にヨーグルト(確かギリシャヨーグルト?)を食べ続けて花粉症の症状が改善したという人がいたので、もしかしたらもしかするのかもしれません。
個人的に気になったのは「レンコンの絞り汁を鼻に塗る」という謎の知恵です。医学的根拠は証明されていないうえに、鼻の中がベタベタしそうなので私は絶対にやりません。ただ、やったことがあるというかたがいらっしゃったら、ぜひ結果をコメントください。
というわけで、ここに正式に降伏を宣言します。私は花粉症と認めます。50年間の抵抗は終わりました。もう測らなくても、病院に行かなくても、鼻水とくしゃみと目の痒みが証明しています。

今夜はお風呂にゆっくり浸かって、蒸気を鼻から吸い込んで粘膜を保湿するという情報があったので実行します。明日からはワセリンを塗り、鼻うがいを試し、ティッシュを大量にストックします。そして来年以降も、おそらくこの季節がやってくるたびに同じ戦いが繰り返されるのでしょう。ただ、認めた以上は対策もできます。無視していたときよりは、明確に実効性のある対策をしようと思っています。まずは、近々花粉症のアレルギーテストを受けるところから始めます。

花粉症記念日に花粉症デビューを果たすというのは、ある意味で運命的なタイミングでした。記念日にふさわしい出来事ではありませんが、忘れられない日になったことは確かです。50歳を過ぎてからの新しい習慣として、春先のワセリンと鼻うがいが加わりました。
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人生は常に学びです。花粉症からも学び成長したいと思います。それでは、ティッシュを片手に、家では鼻に詰めながら、今年の春を乗り切ることにします。
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