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星川哲視(Hossy)の個人サイト Hossy.org は、これまでの起業・経営・卒業など、さまざまな経験からの情報をブログ記事やPodcastなどさまざまな活動を通じてアウトプットするサイトです。

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Episode 64|「トリニティのユニーク制度のリアル」【Part 6】充実の福利厚生と席替えの意義

【エピソード概要】

充実した福利厚生を支えるのは、揺るぎない「利益体質」だ。 無料ランチ、本格派コーヒーマシン、オフィスを彩る花々。一見すると夢のような環境だが、そのすべてには、確かな経営思想がある。

半年ごとの席替えが、見えない壁をなくし、組織を強くする理由。一度は加入を断られながらも、ソフトウェア事業へ舵を切り、再挑戦の末にたどり着いた「IT健保」加入までの道のり。 「儲かっていなければ何もできない」という現実と、「社員に還元したい」という理想。その狭間で貫かれる経営哲学に迫る。

AIだけでは語れない、台本の外側にこそ経営のリアルがある。

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    Topic

    オープニング

    Hossy

    「リアル経営|企業経営の成功と失敗、等身大で語る台本なき社長のリアル」

    この番組は、私、Hossyこと星川哲視が自らの体験をもとに、経営やその舞台裏などをリアルに語っていきます。

    リアル経営は、毎週金曜日朝6時に配信しています。

    Hossy

    おはようございます。自由人のHossyこと星川哲視です。

    がじろう

    おはようございます。STRKのがじろうです。

    Hossy

    はい。がじろうさん、なんかここまでトリニティのユニークな制度ということで、話してきましたけれども。ここまででだいたい折り返しにはきているんですが。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    なんか一番印象に残ったとか、これはやっぱり他にはないんじゃないかとか、何かありますか?

    がじろう

    いや、一番というか、もう全体的に聞いていてずっと思っているのが。

    Hossy

    はい。

    がじろう

    裕福だなということですね。

    Hossy

    ああ、なるほどね。

    企業の利益体質と福利厚生

    がじろう

    こういうことが実現できるということ自体が、ちゃんと事業が成り立っているからこそできることだよなという。レストランとか、お昼ごはんが無料とか、めちゃくちゃ僕もやりたいんですけど、まだうちの会社ではそんな余裕はありません。

    Hossy

    うんうん。

    がじろう

    その制度がうらやましいというより、その制度ができるだけのこの財務的な。

    Hossy

    懐の深さがね。

    がじろう

    そうです、そうです。それがすごいなと思って話を聞いていました。

    Hossy

    まあ、そうですね。以前も言いましたけれど、結局は事業でしっかり利益が出ていて、それが今後も継続していくという確信がないとこういう施策はできません。基本的には何かしら会社側の持ち出しが発生するものばかりなので、がじろうのいう通り、来月の資金繰りをどうしようと悩むような状況だと、なかなか実現は難しいですよね。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    ちなみに、前回お話しした、ランチ無料という話ですが、これ社員からすると1,000円が無料になるんですけど。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    実際はね、トリニティが運営しているレストランという意味でいうと、原価率って基本的には35%ぐらいなので、実際には350円ぐらいが会社の負担と考えてもいいんです。そういう意味では自社で運営しているからこそですが、350円の負担で社員から「すごい良い制度ですね」と言ってもらえるんです。

    実際にはコストパフォーマンスが良い施策ではあるんですよね。それだけのために料理人がいるというわけではなく、普通に営業もして一般のお客さんもたくさんいる中でやっているので、混んでいる時は「社員の方は後回しで」とか「時間をずらしてください」とお願いすることもありました。

    がじろう

    ふんふん。

    Hossy

    いずれにせよ、やっぱりそういうのも含めて社員に対して返せるものやいろいろな施策はしてあげる代わりに、「会社が成り立っている、つまり利益がしっかり出ている状態だからできるんだよ」という話はしています。継続するためにはどう利益を出していくべきか、それぞれが考えてほしい。もし利益がなくなったら、こういう制度もなくなる可能性もあるよ、と。みんなで継続できるように頑張ろうという話でもありますね。

    がじろう

    ふんふん。

    日常を彩るドリンクと社内おやつ当番

    Hossy

    ちょっとですね、前回から若干こぼれた健康系のところが少しあってですね。

    がじろう

    はいはい。

    Hossy

    一つ目は、トリニティは前回も言いましたけれども、ランチが無料で食べられるというのがあったんですけど、それ以外にもトリニティはですね、飲み放題。

    がじろう

    ほう、何が?

    Hossy

    ホットコーヒーにアイスコーヒー、アイスティーに水、そしてさらに後半のほうではザバスだっけ? プロテインドリンクとか。

    がじろう

    ええー! すごい。

    Hossy

    一時期は野菜スティックとか。

    がじろう

    へえー!

    Hossy

    お菓子系とかそういうのもあったり。

    がじろう

    え、野菜スティックというのは、もう生の野菜がスティック状に。

    Hossy

    そうそう。

    がじろう

    下のレストランで作ってくれたりとか?

    Hossy

    そうじゃなくて、それとはまた別に配達してもらって。

    がじろう

    配達してもらって。へえ〜。

    Hossy

    ただやっぱりね、ちょっと難しいのは、20人のスタッフに対して20人分きっちり用意してしまうと、どうしても余りが出てしまうんですよね。

    がじろう

    そうですね。

    Hossy

    それで、少なくすると自分がもらうとみんなの分がなくなるんじゃないかという変な遠慮があって。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    20人いて5個だけ用意しても結構5個余ったりするんだよね。

    がじろう

    はいはい。

    Hossy

    なんかけっこうバランスが難しくて。当然、余ったものを廃棄するのは忍びないですから、結局は僕も含めてみんなで持ち帰るような形になって。そうした配分の兼ね合いもあって、野菜スティックの提供なんかは途中で終了しちゃったんですよね。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    現時点では分からないですけれども、僕がいた最後ぐらいでいうと、ザバスとかはありましたね。コーヒーも2種類、デロンギとバルミューダのコーヒーメーカーがあって。

    がじろう

    ええ! めっちゃ良いやつじゃないですか。

    Hossy

    それで、デロンギはミル付きの、ガーッと豆挽いてその場で抽出するタイプで、バルミューダのは粉から自動で抽出するタイプなんですけど、両方全然、味が違うんですよ。

    がじろう

    へえ。

    Hossy

    バルミューダのはハンドドリップに近い淹れ方をするタイプで、デロンギはよくお店で見かけるような感じかな。実はトリニータで提供しているコーヒーもデロンギのマシンを使っているので、それと同じ本格的な味わいが楽しめるんですよ。といった具合に、飲み物一つとってもかなりこだわりのラインナップを揃えていました。

    がじろう

    すごいですね。

    Hossy

    夏場はもちろん、アイスコーヒーもありますし。お茶に関しては、ティーバッグのほかにペットボトルのものも用意していましたね。あとザバスは長期保存というか長く置けたので、常備しておいて少なくなってきたらその都度買い足す、といった感じで運用していました。

    がじろう

    へえー。

    Hossy

    という形で、一応飲み放題。

    がじろう

    いいですね。

    Hossy

    それで、あとさらにいうと、おやつ当番があって。

    がじろう

    ほう。

    Hossy

    人数が少なかった頃にスタートしていたんだけど、3,000円分のおやつを月2回かな。おやつ当番が順繰りで回ってくるんですよ。

    がじろう

    へえ、その人のじゃあセンスが問われるんですね?

    Hossy

    そうそう。秋だから甘栗みたいなのとか、マロン系があったりとか。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    担当する人によってチョイスが変わる面白さみたいなのもあって。ただ、だんだん毎回選ぶのが大変になってくると、Amazonとかで「お菓子バラエティセット」みたいな3,000円分くらいの詰め合わせを頼むのが一番手軽で。うまい棒なんかがいろいろ入っているものとかね。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    ああいうのって小分けになっているから、その点でも助かるんですよね。大袋を開封しちゃうと、急いで食べきらなきゃって焦りますけど、バラエティパックみたいに小分けされているので使い勝手が良くて。結局、最後の方はいつもそういう便利なものに落ち着いちゃうんですけどね。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    2階と1階に分かれてから、2階と1階でそれぞれお菓子があって。

    がじろう

    へえー。

    半年に1度の「席替え」

    Hossy

    これはトリニティの面白い制度じゃないけど、トリニティは半年に1回、席替えをするんですよ。

    がじろう

    ほうほう。なんか学校みたいですね。

    Hossy

    学校みたいなんですよ。2階と1階があって、ざっくり半分ぐらいで上下に分かれて仕事しているんですけど。これを半年に1回、大掃除と合わせて席替えするんですね。目的としては、一つ目は上と下でも当然ですけれども、セールスチームは固まってセールスチームとして配置されるんですね。バラバラなわけではないんです。

    やっぱりコミュニケーションが必要ですし、カスタマーサポートはカスタマーサポートとか、マーケティングはマーケティングといった具合に部署ごとに固まって配置はされています。この席替えを行なう大きな目的の一つに、1階と2階の距離感というのがあるんですね。物理的にフロアが分かれると、どうしても日常のコミュニケーションが希薄になりがちです。

    隣のチームがどんな業務に追われていて、何かに困っていたり、トラブルに対処したりしているのか、そういうのが見えないんですね。

    がじろう

    ふんふん。

    Hossy

    ですから、席替えをして、たとえばセールスチームと開発チームが同じエリアに配置された場合を想定してみると分かりやすいんですが。たとえば新製品の受注をしたけれども、開発チームでの進捗が芳しくないといった状況が耳に入ってくるようになるんですね。「すごく困っているな」とか。

    すぐそばで中国の工場と激しいやり取りを繰り広げたり、必死に調整したりしているプロセスを日常的に目にしていれば、たとえ結果として遅延が生じても納得感があるというか。そうした苦労や背景をまったく知らないままだと、単純に「なんで遅れているんだ?」という不満に繋がってしまうんですよね。

    がじろう

    うん、なりますね。

    Hossy

    開発チームとサポートチームが隣にいると、たとえ出荷物に同梱品がなかったとか、極限まで薄さを追求した結果、強度が足りずに割れてしまってお客さんから日々クレームが来てしまう。

    そういう時にすぐそばでサポート担当が必死に頭を下げている光景が日常的に視界に入ってくると、「あ、これは本当に申し訳ないことをしたな」と。製品を作るだけじゃなくて耐久性とかもっとちゃんと考えようとか、そういった意識が自然と芽生えてくるんですよね。

    やっぱりチームごとにいろいろな事情だったり、ピークと閑散期があったりね。この時は新しいiPhoneの準備で、パッケージを何百種類と作って、どんどん中国で生産している状態で、毎日テンパってるみたいなね。そういう時に、それが見えていないと、いろんな依頼を飛ばしたりする可能性があるわけですよ。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    たとえば「店頭POP(ピー・オー・ピー)を明日までに用意して」といった急ぎの依頼も、すぐそばで相手が極限まで追い込まれている様子が視界に入っていれば、「来週まで待とうか」となるんですよね。

    がじろう

    POP(ピー・オー・ピー)って、店頭POP(ポップ)のことですよね?

    Hossy

    そうそう。店頭での販促物とかね。そういうのをいろんなチームがどういう風に仕事してて、大変なのか楽なのか暇なのか超忙しいのか。そういったのが見えているべきだなというのがあって、席替えを半年にいっぺんするようにして。あわせて大掃除。ずっと同じところに同じ人がいると既得権益ができちゃうんですよ。

    がじろう

    何の既得権益ですか?

    Hossy

    荷物をここに置いておいて、ずっと俺が置いてるからここのエリアは俺のもんだとか。

    がじろう

    なるほどなるほど。前からいた人がね。

    Hossy

    ロッカーがあるんですけど、ロッカーは個人のものというよりは、チームごとに割り当てられているんです。「開発チームはこのロッカーを使ってください」といった具合ですね。それで、移動する時一緒に移動しないといけないんですよ。その時に、1年間1回も見ていないよねとか、今後も見ないよねみたいなものを、断捨離することができるんですね。

    そういう意味で半年にいっぺんぐらい、会社によっては1年に1回とかでもいいかもしれないけれど、席替えはおすすめします。ワンフロアであったとしてもやっぱり遠いところの人のことは分からなくなっちゃうから。20〜30人ぐらいになってきた会社は、まあフリーアドレスのところはいいのかもしれないですけど、席があるところは席替えするのをおすすめします。

    がじろう

    へぇ。

    Hossy

    これは結構本当にコミュニケーションとしてはすごく変わるし。ブツブツ独り言を言う人とかいるんですよ。「やばい、これはもうやばい、絶対無理だ」みたいな。そういう時にたまに違う部署の人が「それなにかやばいんですか?」みたいに聞いてあげる。人のことを気にしてあげるみたいなのも重要なんです。

    というわけでですね、話を戻すと、席替えの話をしておかないと分かってもらえないので席替えの話を挟みましたけれども。半年にいっぺん、上下の人が入れ替わるんですよ。そうすると、上と下の人でお菓子食べる量が違ったりするんですよ。

    がじろう

    ほうほう。

    Hossy

    下のフロアの人が先にお菓子が枯渇しちゃって、上の方に取りにくるっていう。なんか話しかけに来たのかお菓子取りに来たのか分からないんだけど、なんか話しかけてくるんだけど実際は手がお菓子箱にいってて、お菓子箱からお菓子持っていってるみたいな。「下のチョコがもうなくなりました」と言って。

    がじろう

    平和ですね。

    Hossy

    平和ですね(笑)

    コーヒー豆やお水もフロアごとに管理して発注しているんですけど、たまに在庫を切らしちゃうと「1本分けてください」なんてやり取りが発生したりして。でも、飲み物代だって馬鹿になりませんからね。コンビニでコーヒーを買えば1杯200円近くしますし、1日2杯も飲めばそれだけで400円ですし。

    がじろう

    それも給料とカウントされるんですか?

    Hossy

    これは給料にカウントされないんですよ。

    がじろう

    微妙なラインですね。

    Hossy

    これは消耗品。トリニティは基本、明朗会計にしているんですよ。だからランチ無料も申告しなければ分からないといえば分からないんですよ。

    がじろう

    そうですよね。

    Hossy

    トリニティの場合はブログで発信したりしているので、税務署の人が見たら分かっちゃうというのはあるんですけど。なにかの時に指摘を受けるのも嫌なので、会計処理はかなり真面目に明朗会計で行なってましたね。

    心の健康〜お花のある風景

    Hossy

    健康とはちょっとベクトルは違うんですが、会社に花を飾ってました。近くのお花屋さんに毎週届けてもらってました。やっぱりミーティングルームにお花があると若干和むというか。

    がじろう

    すごいですね。

    Hossy

    そうなんですよ。健康とはちょっと関係ないですけど、気持ち的なところで。

    がじろう

    まあ心の健康。

    Hossy

    そうですね。心の健康っていう形で、毎週お花を配達してもらっていました。一部の人は鉢じゃないけどプランターで育てたりもしてましたけどね。

    がじろう

    へぇ、すごい。

    Hossy

    お花は会社の経費というか、お花屋さんに払って買ってましたね。

    がじろう

    ふうん。

    「関東ITソフトウェア健康保険組合」への加入

    Hossy

    あとは、健康系でトリニティの健康保険組合。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    これですね、普通の企業が何もなければ入る国の協会けんぽ(全国健康保険協会)と違い、トリニティは「関東ITソフトウェア健康保険組合」通称「IT健保」と呼ばれているところに入っているんですよ。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    元々は、たぶんソフトバンクグループが多く入っていたんだと思います。ITとかソフトウェアなので加入者の年齢が若いんですよ。普通の健保とか大企業のものってやっぱり歴史が古いと年齢が基本的には上がっていくので、どんどん病院に行ったりして保険使っちゃうんですよ。だから世の中のかなりの部分の健康保険組合って赤字なんですよ。

    がじろう

    ほうほう。

    Hossy

    なんですけれども、この関東IT健保は黒字なんですよ。

    がじろう

    面白い。

    Hossy

    平均年齢がたぶん30歳くらいなんですよ。IT系やソフトバンク、Yahoo!のようなグループ企業が多いので、加入者の年齢層が若いんです。そうなると病院に行く機会も少なくて、医療費の支出が抑えられる。だから黒字になって、結果として保険料が安くなるんですね。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    もちろんITやソフトウェア業界限定なんですけど、入れるなら「関東IT健保」は本当におすすめです。保険料が安いだけでなく、施設も充実しているんです。たとえば、健康診断を直営施設で受けると、終わった後に豪華なランチが食べられるんですよ。大久保なら中華、溜池山王なら和食みたいにね。それに、組合が運営しているレストランも激安で利用できるんです。

    がじろう

    え〜。

    Hossy

    有名なのは溜池山王にあるお寿司屋さんですね。どう見ても10,000円以上はするようなものが5,000円くらいで食べられたりします。その代わり、全然予約は取れないんですけどね(笑)

    それぐらい、入れるなら本当にお得なんです。保険料は基本的に社員と会社の労使折半なので会社の経費もちょっと下がるし社員の負担もちょっと下がります。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    関東ITソフトウェア健康保険組合なので、やはりITやソフトウェア関連の業種でないと入れません。トリニティが申し込んだのはずいぶん昔ですが、トリニティはソフトウェア開発をやっていなかったのでIT企業として申し込みました。iPodやiPhone、iPadのケース、保護フィルムやケーブルを扱っていたのですが、「これはITじゃないでしょう」と一度は断られてしまいました。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    その時のいくつかの取り扱いで、いわゆるLANというネットワークを経由して信号を延長させるみたいな機械を、たとえばUSBは基本3m、今だと5mとかかな。これは伸ばせないんですよ。それを100mくらい伸ばせる機械があるんですよ。これは映像とかレコーディングのスタジオではめちゃくちゃよく使われているんですよ。

    手元にはキーボードとマウスとディスプレイだけあって、マシンはマシンルームにあって遠隔で操作する。それと、ソフトウェアのサービスを今すぐ思いつくだけで2つ、トリニティでやっているんですよ。

    がじろう

    へぇ。

    Hossy

    ソフトのみ。この話はいずれしますけれども。その最初のソフトウェアというか今でいうSaaSですね、クラウドサービスを作った時に、「ほら、ITソフトウェアじゃないですか」と言って、再度申請して入れてもらった気がしますね。

    がじろう

    う〜ん。

    Hossy

    当時の規定については記憶が少し曖昧なんですが、確か都内の企業なら5人、埼玉だと10人以上の規模が入会条件だった気がしますね。それで、スタッフが10人を越えたタイミングで申請したんですが、その時は「IT企業ではない」と断られてしまいました。

    ただ、先ほど触れたLANを活用したものが、ネットワーク関連という意味ではかなりITに近い領域ですし。それと、ソフトウェアのサービスを作った時に「これはもうソフトウェア事業ですよね」と改めて掛け合って、ようやく加入が認められたという経緯がありましたね。

    がじろう

    それに加入すれば、国が運営している健康保険には入る必要がないということなんですか?

    Hossy

    普通の企業が何もなければ入る国の協会けんぽと違い、「関東ITソフトウェア健康保険組合」という健康保険組合に入るんですよ。なので、持っている保険証も別なんですよ。

    がじろう

    へえ、そうなんですね。

    Hossy

    これがまた結構ダサくて、保険証が(笑)

    なんでこんなダサいんだというぐらいダサいですね。

    がじろう

    国のものよりどれぐらい安いんですか? たぶん条件によって違うのかもしれないですけど。

    Hossy

    ちょっと忘れちゃいましたけど。たぶん0.5%から0.8%ぐらいだと思います。(注:実際には10%と9.5%

    がじろう

    なるほど、なるほど。

    Hossy

    なので、劇的に安いわけじゃないんだけれども。でも毎月の社会保険料の健康保険料がちょっと下がるわけだから。

    がじろう

    うん。

    バーチャルオフィスの加入審査への挑戦

    Hossy

    ちょっと脱線しますけど、トリニティがゲーム会社のエウレカスタジオをグループ化した時の話です。当時6〜7人ぐらいだったかな。この会社もIT健保に入れようと加入申請したんですよ。エウレカスタジオは完全なスマホゲーム会社なので「100%ソフトウェアだし、絶対大丈夫でしょ!」って思っていたら、「ダメ」と言われました。

    がじろう

    なぜ?

    Hossy

    その理由というのが、エウレカスタジオについてはまた改めて詳しく話しますけど、あそこはオフィスを構えていないんですよね。全員完全リモート体制なんです。新宿のバーチャルオフィスで登記を行なっているんですが、健康保険組合側から実在する住所じゃない会社は断っていると。

    がじろう

    ふ〜ん。

    Hossy

    向こうの言い分としては、本当に存在しているかどうかが分からない。バーチャルの場合、書類を送った場合に確実に手元に届くのかというのもあってダメだと。

    がじろう

    へぇ。

    Hossy

    「一律で断っています」と。実際バーチャルオフィスはそこに郵送物が来たら、転送してくれるんですよ。ワンストップビジネスセンターというところを使っているんですけど、そこは週に1回、基本無料でまとめて転送してくれるんですよ。

    そういう意味では、直で来るのと比べれば、少しタイムラグはありますが、健康保険組合の書類で、一刻を争うのはないでしょう。だからそれを理由に断るのはないよね、という話をしたんです。

    がじろう

    そんなに加入の条件を厳しくして、得ってあるんですか?

    Hossy

    それでいうと、この関東IT健保は、加入条件が結構厳しいんですよ。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    確か、平均年齢も高いとダメなんです。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    あと、給料も安いとダメ。

    がじろう

    はいはい。

    Hossy

    つまり、ソフトウェアと言ってるけど、昔のソフトウェアの会社で60歳くらいの人たちがいる会社ってあるじゃないですか。そうすると保険料を使われちゃうじゃないですか。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    すぐ病院行くから。それに給料が安いと保険料も安くなってしまうんですね。だから、黒字化しにくいんですね。

    がじろう

    あぁ、なるほど。

    Hossy

    というので、審査は結構難しいです。

    がじろう

    そこで審査が厳しいのは分かるのですが、バーチャルかどうかっていうのは。

    Hossy

    そう。これは本当にITとかソフトウェアで、しかも新型コロナウイルス感染症等があって。エウレカスタジオも昔はオフィスがあったんですよ。それで、コロナでなくして、そのままなくてもいけそうなので完全にリモートなんです。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    これから、オフィスをもたないでリモートでやるなんて、特に、ITソフトウェアって一番やりやすいじゃないですか。製造業などと比べれば。だから、これからの時代、こういう働き方とか、こういう会社はどんどん増える。だから、おかしいと。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    窓口の人は「一律で断っています」と言うから、こっちもしょうがないから上の人と話をさせてほしいと。というので上の人と話して。30分ぐらい話したかな。上の人は一応「分かります。組織内で話します」と。その後、理事会というのが向こうがあって、そこで話し合いがなされて、郵便物に対してどれぐらいまでにちゃんと受け取って何かするとかを担保すればOKとなって。

    がじろう

    おぉ、そうなんですね。

    Hossy

    そう。今はバーチャルオフィスでも入れるはずです。

    がじろう

    そこを最初に切り開いたんですね。

    Hossy

    そう。そういう意味では、僕が切り開いたので、バーチャルオフィスでも入れるようになったのは僕のおかげです(笑)

    がじろう

    なるほど。

    Hossy

    というちょっと余談もありつつ。今回もですね、また時間がやってきてしまいました。なかなかすぐ時間が過ぎてしまいますね。ちょっと余談が多いのかな。

    がじろう

    いやいや、余談でいいでしょう。だってこれ、ゴールがある話でもないじゃないですか。

    Hossy

    あのね、やっぱりPodcastの一つの価値って、こういった余談にあると思うんですよね。決まった原稿をただ読み上げるだけなら、それこそ合成音声でいいわけですよ。こうして2人で掛け合いをしながら、予定外の方向に話が転がったり、「そういえば、こんなこともあったな」とふと思い出したり。台本通りに進めるだけでは面白くないし、それこそがAIには代替できない部分なんですよね。

    がじろう

    そうですよ。

    Hossy

    僕のこの体験をAIが代替できることはないじゃない。僕がAIにすべての人生を事細かにすべて説明していない限りは無理ですね。こういうPodcastとかで僕の話を聞くという意味ではAIにはできません。

    がじろう

    うん。

    Hossy

    ランチを無料で食べられますみたいな話は、ブログでも出しているからAIがそれっぽく事実を言うことはできるかもしれないけどね。というわけで、順不同にどんどん話していってネタが尽きたらユニーク制度の話が終わると。

    がじろう

    はい。

    Hossy

    そんな感じでいきましょう。では折り返しはもう越えているんですが、まだもう少しトリニティのユニーク制度にお付き合いください。また来週よろしくお願いします。

    がじろう

    よろしくお願いします。

    エンディング

    Hossy

    「リアル経営|企業経営の成功と失敗、等身大で語る台本なき社長のリアル」

    概要欄にこの番組のWebサイトへのリンクを張っております。 感想、メッセージ、リクエストなどそちらからいただければ嬉しいです。

    がじろう

    毎週金曜朝6時配信です。ぜひフォローお願いします。

    Hossy

    ここまでの相手は、Hossyこと星川哲視と

    がじろう

    がじろうでした。

    Hossy

    それではまた来週、お耳にかかりましょう。

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