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経営や趣味、時事などのブログ記事や、Podcastの発信を日々行なっています。ニュース登録をしていただければ、更新情報を配信していきますのでお気軽にご登録ください。(広告を配信することはありません)
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【エピソード概要】
今回は過酷を極めた「ソフトウェア・アプリ開発」の裏側に迫る。
「バッテリーを 1ヶ月もたせる」ための執念のファームウェア設計や、個人の生活習慣を学習して提案を行なう究極の「サジェスト機能」、さらにはユーザーの睡眠に合わせて家電が全自動で動く「オートメーション構想」など、既存の常識を覆す「夢のデバイス」の全貌が明かされる。
たった数名のチームで、理想のウェアラブルを追求した、妥協なきプロジェクト。その困難な道のりは、さらに続く。
「Podcast:リアル経営」このエピソードに関するご意見・ご感想をぜひお寄せください。今後の配信の参考にさせていただきます。
リアル経営|企業経営の成功と失敗、等身大で語る台本なき社長のリアル」
この番組は、私、Hossyこと星川哲視が自らの体験をもとに、経営やその舞台裏などをリアルに語っていきます。
リアル経営は、毎週金曜日朝6時に配信しています。
おはようございます。自由人のHossyこと星川哲視です。
おはようございます。STRKのがじろうです。
なんかソフトウェアのほうがすごい大変そうですよね。なんかイメージ的に。
いやあ、どうなんだろうな。ハードウェアもやっぱりすごく大変だったんですよね。最初にハードウェアの話をした時にあまり言っていなかったけれど、やっぱり小さく作るというのがね、難しいんですよ。
なるほど。確かに。
結局、大きいと手首にずっと大きなものを付けていなければならないので、小さくしようということになったんです。たとえば、厚みが手首から上方向の高さで最終的に11mmになったんだっけかな? ぐらいのところにしよう、とすると、中にはセンサーやバッテリー、アンテナなどがあり、かなり難しいんです。
充電する機構などもあって、いろいろなものを積み重ねながら作っていくのですが、これはこれで相当大変です。
確かに。なんか都市伝説で聞いた噂なんですけど、なんかトヨタで一番優秀な人は金型の部署に行くみたいな。
そうなんだ。
それで、どれだけ少ない部品にできるかみたいな。その金型次第で、みたいなこと聞いたので、たぶんそれと近いようなことなんでしょうね。どれだけ小さくできるか、とか。
そうだね。その積み重ねをパーツごとに、パーツの高さとか、場所によってこれとこれをこういう配置にすると、ここは当たらないで重ねられるとかですね。大きくすれば簡単なんですよ。
うん。
そこがやっぱり、普段あんまり意識しないで、なんとなく手首におしゃれなね、リストバンドを巻いてたら、すべて記録されているという形にしたかったので、中の構造は本当に大変で、バッテリーの容量がどれぐらい取れるのかというのが難しいところなんですよね。
なるほど。
という意味ではちょっとソフトウェアに入る前ですけれども、このwearaは元々なんでこれ作ったかの話の一つに、Apple Watchも含めて、そのウェアラブル機器のバッテリーがもたないというところの話をしたと思うんですね。
はいはい。
Apple Watchでいえば当時はもう本当に1日ギリギリもつかもたないか、みたいな状態だったんですよね。なんで、これでは気にしないでずっとつけているということにはならないよね、となって。
それで、よく聞くのが、やっぱりバッテリーが充電切れちゃってて、ちゃんと計測できていなかったとかいう話が出てくると、やっぱりね、毎日記録できていてこそデータが活かせるようになってくるんだけれども、それがなくなって、たとえば欠損する。たとえば2日間取れないとなると急にモチベーションが落ちるんですよ。
確かに。続いてるからもっと続けようってなるのに。
そう。っていうこともあったんで、一応コンセプトとしては、30日。
おお。
バッテリーを1か月もたせよう、というのがまず最初の目標だったんですよ。そこから逆算すると、約30日もたせるためには、たとえば加速度センサーだったら、動きを計測するのにどれぐらいの消費電力があるのか、というのを計算します。まずは元々スペック表にあって、それで、それをこれぐらい24時間稼働させて、こうしていくとこれぐらい消費するよね、とか。
じゃあ、これから話すアプリと通信した場合、こういう消費電力があって、こうするとこれぐらい消費するよね、みたいなのを、まず24時間計算するんですよね。
ふんふん。
24時間計算した上で、じゃあそれを30日やると、どれぐらいのバッテリー容量がないと30日もたないのだろうか、というのをすべて計算していくんですよ。これ結構ややこしくて。ユーザーが、たとえばアプリを見る。そうするとデータが更新されないといけないじゃないですか。
あー、なるほど。はいはい。
データ更新するには当然データ通信するわけで、やっぱりデータ通信というのは結構電力を消費するんですよね。なので、何回も何回もやっちゃったらもう無理だよね、というのがあるんで。まあ1日数回、5回だったかな? 10回だったかな? ぐらいの場合みたいに。ユーザーの使い方を完全に指定できないんで、基本的には「こういうふうに使ったらこうです」みたいなことを設計するんですよ。
ふんふん。
そうするとバッテリーの容量が決まってきて、それでバッテリーの容量が決まるとサイズも決まってくるんですよね。
うん。
一応、基本的にかなり高密度のバッテリーを選択していて、小さいながらもそれなりに容量を取れるものがあるんですけれども、それでも基本的には足りないんですね。あとは、そのファームウェアという、さっきソフトウェアと言いましたが、センサーの中に入っているソフトと、あと、いわゆるアプリのソフトというのがあるんですが、一般の人は、そのアプリのことを思い浮かべると思うんですけれども。
そうですね。
アプリはもちろん、ユーザーのインターフェースとしてソフトウェアがあるんですが、実際はセンサーにデータを取りにいく、それを表示する役割なんです。元々の、一番重要なのは「ファームウェア」という、センサーがたくさん入っている、我々が「コア」と呼んでいるwearaの中心部分、核となる部分に入っているソフトウェアです。これが最も重要なんですよ。
うん。
この開発は本当に大変で。ファームウェアの設計としては、先ほどの消費電力をいかに抑えるかという話もありつつ、たとえば、機能面でいうと、歩くとか走るといった動作は、センサーの中にすでにアルゴリズムが入っていますから、我々が触ることはないという話は、少し前にしましたよね。ずっと座りっぱなしは健康によくないよね、というのがあって。
うん。
それで、Apple Watchにもあると思うんですけど、「スタンド」という機能がありますよね。人が立っているのか座っているのかを判定するには、高さを測る必要があるんですよ。
うん。
それで、その高さを測るのに、前にお話しした「気圧計」というものを使います。立つと、高くなると気圧が変わるので、それで判定するんですけれども。
すごいですね。
どれぐらい気圧が変化したら「立った」と判断するのか、というのもありますね。「座りっぱなしだからダメなので、ちょっと立って歩いてください」と。立つだけではなく、トイレに行くなどでも良いので、少し動くことが重要なんですけど、どれぐらいの行動でそれをOKとするのか、といったあたりの設計は、当然過去にやったことがないし、「自分としてはどうだったらいいんだろうな」ということを考えながら、そのファームウェアを作る会社と仕様を決めていくわけですね。
これがやっぱり相当難しいんですよ。
うん。
それで、実際にやってみると、何かおかしいということも出てくるので、「これ成り立たないね」というところもあったり、「これだとダメじゃん」というのを直していくというのも、かなり大変な作業だったんですよね。
ちょっと話聞いてて、その、座っている時の手の位置と、立っている時の手の位置が違うってことなんですよね。
そう。それで、かつ、ちょっと歩くっていうことをすると、じゃあ何歩歩いたらいいのかって、確か50歩ぐらいにしたと思ったんですけど、最終的には。そうすると、「座りっぱなしじゃないですよね」ということで、やるんですよね。
ああ、気圧だけなら、実は案外、座っている時と手の位置は同じような場所なんじゃないかなと思って。
でもね、結構気圧計でも10cmとか動けば反応するんですよ。
あ、そんなんでわかるんですか。すごいですね。
うん、まあ、そんなもんなんですよ。
あ〜、そうなんですね、すごい、すごいな。
なので、そういったものを設計したり、実際にテストしたりする作業は本当に大変でした。最終的に提供する睡眠機能が一番の肝になるのですが、そのためには睡眠を正確に測らなくてはならないんですよね。
うん。
前にお話ししたようなアクチグラフというね、100万円以上するような腕時計型のデバイスだと、1分ごとに出力ができます。それで1分ごとに、今寝ています、起きています、というのを判定するんですよ。それをアクチグラフの出力とwearaの出力で1分ごとに突き合わせるわけです。
ふ〜ん。
それが合っているか間違っているかを判定しながら、以前も話したと思うんですけど、95%以上一致していたら「同じ」と見なすという形で、この寝た時間を1分ごとに比較して、95%以上合っているかというのを調べていたんですよ。
へぇ。
これが、なかなか難しいんですよ。というのをずっとやっていて、ファームウェアとしては、あとはその通信をアプリ側とした時に、どういうデータをどういう形で送ってくるのか、みたいなことも決めていかなきゃいけないと。
うん。
一方、みなさんが普通に思い浮かべるソフトウェアとしてはアプリですね。
うん。
iOSとAndroidのアプリを作っていたんですけれども、これについては後々お話ししますが、ソフトウェアの中でも、アプリも大変だったし、すべて大変だったという話なんですよね、実際(笑)
(笑) そうでしょうね。前にスマホを作ったと聞いた時は、すでにある機能を活用して作ったみたいな話だったじゃないですか。
はい。
けど、これはもうファームウェアのところから調整していっているとなると、難易度がさらに上がっていますよね?
そうですね。むしろ、本当に一番難しい方向なんです。そういう意味では、スマホの時、NuAns NEOの時にも少しお話したかもしれないんですけれども、中国には、実際にウェアラブルを作っている会社が数えきれないほどあって、そこが、いわゆるリファレンスとして作ったものがあるんですよ。
はい。
それを、たとえば、ちょっと仕様を変えるとかね、色変える、ロゴ入れるみたいなことして売りましょうみたいな話がいっぱいあるんです。
はい。
でもそれは、まずやりたいことでは全然ないし、それをやれば超簡単なんだけれども、スマートフォンの時にも話したと思いますが、自分たちが理想と思うのはそれではないので、一から作り出さないといけないんですよね。
うんうん。
むしろその世の中に売っているやつを買って売っても、普通に中国から他の人が仕入れたら同じものが出てくるわけだし、意味ないですよね。これはスマートフォンのアクセサリーの時にも話したと思いますし、NuAns NEOの時にも話したと思いますけれども、イージーにやればイージーにひっくり返される。
そうですよね。
はい。それで、僕が欲しかったものは違うので、一から作りましょうということになったと。というところで、アプリの方ですね。
はい。
アプリ開発って、僕自身は、NuAnsの時にCONEというスピーカーと照明と充電器が一体化している、ベッドサイドに置ける照明を作ったお話ししたかなと思うんですけれども、その時に一応アプリを作ったことはあるんです。しかし、割と外注にざっくり投げてiOSだけしか作らなかったのもあるし、基本、時計とアラームという機能だったので、シンプルはシンプルだったんですよね。
なんですけど、今回は、みなさんが今Apple Watchだ、他のウェアラブルで見るようなアプリのような形のものを作っていたので、これも相当大変でした。
う〜ん。
仕様をまず決めていくのも相当大変なんですよね。こういう機能を実現したいと思い付くものがあったとして、その機能をアプリ内で実現するにはどうしたらいいか、というようになっていくわけですね。
うん。
たとえばですよ、wearaでも、自分の歩数をカウントして、それで目標を決めて、そこに対して円グラフでね、目標に対してずっと時計回りに円がだんだん完成していくようにしていくわけですよ。
何%達成しているかみたいな。
それで1周すると100%じゃないですか。そこへ向かっていくわけじゃないですか。じゃあ1周以上したらどう表示するのか。
ああ、色ちょっと変えるとか。
そう。でも色をちょっと変えていくんだけど、じゃあ2周したらどうするのか。
ああ。なるほど。
はい。これは、難しいですね。
なるほど、ああ、じゃあユーザーがどういう使い方するのかっていうのを想定して、いろいろな状態を想定して、それごとにどういう表示にするかを決めていくというのが大変なんですね。
そう。ここに破綻があると、アプリ開発者は進められないんですよ。
なるほど、なるほど。
それで、こうしたらいいんじゃないかみたいなのを言っても、「この場合はじゃあどうなりますか?」と言った時に、「確かにこの場合は困るね」みたいな。
う〜ん。
とか、そういったのを延々と機能ごとにやっていきます。
うん。
一つ一つの機能がやっぱり相当難しくて、とくに僕が若干こだわりがあったところが「サジェスト」という機能なんですよ。
はい。
たとえば、今Apple Watchも、正直まだできていないと思っていますし、今世の中を見ても、僕が知る限り、実現できているものはないんですが、サジェストという機能をwearaの核となるソフトウェアのキーポイントにしたかったんです。サジェストというのは、「提案機能」のことですね。
はい。
これは、そのユーザーが元々のコンセプトの通り、ファッションの一部として24時間365日ね、充電しなきゃいけないと言っても30日ぐらいもつわけだから、1年に12回しか充電しなくてもいいんですよね。
うん。
実際はその途中にちょっと充電した方がいいんで、24回ぐらい充電すると、日々ゼロの心配なく使っていける。それぐらいの形でずっと自分のデータが入ってくるわけじゃないですか。
はい。
そうすると、自分の動きや睡眠や、その消費カロリーやなんかが、ビッグデータとして可視化されていくんですよね。
ふんふん。
たとえばだけれども、毎回出して申し訳ないんだけど、Apple Watchでも「1日で何歩歩きました」と出る。そこに対して1週間の平均があったり、月の平均があったり、クォーターがあったり、年があったりして、いろいろなデータを見られるんです。
はい。
まあ、一般的なウェアラブルは、最近はもうみんな同じような感じなんですよ。ただ、最初はそれを見て「おぉ」ってなるんだけれども、そこで終わっちゃうんですよね。
まあ、そうですね。
なので、「あー、なんだ、今日は12,000歩歩いたか、じゃあ今週は平均で15,000歩だったか」となっても、最初は面白いんですけど、結局、「だから何?」という話と、「どうしたらいいの?」という話になるわけですよ。
なるほど。
僕としては、睡眠を改善したいというのが一つあって、それで、睡眠の時間とか中途覚醒といって途中で起きちゃうみたいな、その問題点は最終的に可視化できているんですよね。
うん。
じゃあ、日中にいつ起きて、どれぐらいの活動をして、それが連続なのか、その細切れなのか、そしていつ寝たら睡眠がよくなるのかと。
うん。
そういったものをデータ解析して、一人一人に対して、たとえば会社員の方であれば、基本的には平日、朝何時ぐらいに起きるかというのはだいたい一定しているでしょうし、会社に行くのに多少歩く、普段だと5,000歩ぐらいですよ、みたいな情報があって、たとえば会社帰りにジムに行った日と行かなかった日で、睡眠がどう変わるのか、といったことまで分析できますね。
うん。
それを1週間続けた場合にどう変わるのか、じゃあ1か月だったらどう変わるのか、というのを学習させていくわけですよ。
ほうほう。
そうすると、最終的に僕らが目指していたのは、あなたは1日に何歩歩いて、どれぐらいの消費カロリーをした上で1週間過ごすと、睡眠がこう改善されますと。今あなたはこれぐらいだから、もうちょっとこうすると、これだけ睡眠が良くなりますよ、みたいなのとかね。簡単に言うと。
あー、なるほど。普通だったら睡眠をよくしようと思ったら、ネットで検索したら一般論しかないけども。
自分のデータがあるから。
ってことですね。
そう。
はー、それはすごい。
それがパーソナライズされているわけじゃないですか。Apple Watchもね、なんかちょこちょこ出るんだけど、「平均がいくつでした」とか「先週よりもよかったです」ぐらいの話で、それ誰にでも言える話なんだけれども、僕の思うサジェストというのは、その人の生活そのものを学習して、その上でその人にぴったり合ったサジェストをしてくれる。
なるほど。もう本当にパーソナルトレーナーみたいなのがついてるみたいな。
そう。パーソナルトレーナーよりも、パーソナルトレーナーって何時何分に寝て何時何分に起きて、何分から何分途中で起きてトイレに行ってみたいなことはわからないわけじゃないですか。
そうですね、確かに確かに。はぁ。
やっぱりね、途中で起きちゃうというのは、日中の活動にかなり左右されるんですよ。
う〜ん。
日中の昼寝とかね。昼寝も何分したかによって変わるんですよね。「今日これ中途覚醒がすごく多いのは、実はその日の日中にこういうことしていたからだ」とか、たとえば運動がやっぱり足りないと、基本的には眠りが浅くなるんです。
うん。
というのを因果関係をデータで示すことができて、それで改善案を提案することができる。
うん。
ということができたら、人々の「自分に言っているんだ」という感覚があるわけじゃないですか。
確かに。
なんか世の中の人よりも何%いいですとか言われても、それ運動は運動だけだし、ってなるしね。というところを、その人に合わせた、その人のデータに基づいたその人向けのサジェストをする。
すごい。
というのをやりたかったんですよ。
ないですね、そういうの。
そう。たぶん今もないと思っています、はい。これ本当にいろいろなセンサーのデータをがっちゃんこして学習(いわゆるAIでね)かけて、ということができるので、かなり面白いデータができていくんです。
うん。
そういったデータをクラウドに上げて、機械学習などをかけながら出していくということを設計していたんですよね。こういった部分とか、あとはゲーミフィケーションですね。
おお。
日々歩数としてはどんどんプラスされていくわけじゃないですか。
はい。
ただそれが、数字として見ていくだけじゃなく、まあ実際作ってたんだけれども、すごろくみたいに日本一周したりするわけです。
はい。
たとえば1月1日から1月30日までで、何歩歩くか。それで、だいたいその人の身長から歩数が分かるんです。
うん。
だいたいの。そうすると、今月は伊豆まで歩きました、みたいな。
おお〜、ほうほう。
日本中を回っていくわけですよ。
はいはい。
そうするとちょっと面白いじゃないですか。
うん。
「お、もうそろそろ青森まできたか」みたいなね。とか、そういうのをちょこちょこ挟んでくるわけ。
うんうん。
今月はこれぐらい歩いたんで、距離にすると仙台まできましたと。このままいくと、もう青森まで何日後ぐらいに到着しますね、みたいなのが出てくると、ただ記録して数字が出ているよりも面白い。
確かに。
というのをやったりという形で、使っている人が楽しく、改善できる方法を提案していくということが、僕がやりたかったことだったんですね。
うん。
その大前提が、いつもファッショナブルに身につけられて、かつバッテリーをいつも「充電しなきゃ充電しなきゃ」と思う心配がいらないというのがベースにありつつ、使っていったらこういう形で楽しく使っていけるというところで、アプリのデザインもですね、謙大郎と、実際結構200、300の画面デザインを作るんですよ。相当大変。
すごいですね。
このボタン押したらこうなる。
はいはい。
この時にこのメニュー出したらこうなる。
うん。
この時「はい」を押したらこう、あるいは「いいえ」を押したらこう、といった具合に、ユーザーインターフェースとしての画面数は、本当に2、300を超えるくらいでした。
すごいな。
それぞれ、こういう場合はどうする、ああいう場合はどうする、といったことを考えました。たとえば、数値が1万歩の桁までだったけれど、人によっては10万歩いったらどうなるの? はみ出してしまうよ、といったような、いろいろなことを想定して作っていかなければいけないのが、本当に大変でしたね。
うん。
僕もアプリ開発をしたことがありましたが、その超シンプルなものは、画面がたぶんね、あの時は4、5個しかなかったんですよ。NuAns NEOの時はね。
はいはい。
うん、10個はなかったんじゃないかな。そういう意味で、僕もやったことがない状態で取り組んだので、本当にかなり大変でしたね。
ふ〜ん。
中国の、開発マネージャーはこういうことやらないから、ほぼ僕と謙大郎と大暉でこの辺りを設計したりして、何度も揉めましたね。
へえー。
こっちはこうやりたいみたいな。
はいはい。
あとね、ソフトウェアの最後のところでいうと、今でいうオートメーションというか、そういうのもやりたくて。
オートメーション?
やっぱりwearaって序盤の回にも言ったと思うんですけれども、人間に常にくっついて、常にそのデータを取れる、常に行動を把握できるというウェアラブルってすごく強いんですよ。
うん。
強いというのは、たとえばスマートフォンっていつも持ってるじゃないですか。
はい。
だけど、たとえば寝ている時には使えないんですよね。とか、置いてちょっとどこかに行くって普通にあるわけじゃないですか。だけどウェアラブルというのは、さっき言った通り365日24時間一緒にいるわけですから、その人の行動をすべて把握できるんです。
うんうん。
一例でいうと、寝ているか起きているかを判定できるという話をしましたよね。朝起きたら、自動的に電気がついて、カーテンが開いて、コーヒーメーカーが動作する、みたいなことができたり、寝るということを把握できるわけだから、寝たら音楽が消えて、電気が消えて、家のロックが閉まっていなければ閉じる、といったことも可能になります。
はぁ。
今って、SiriでもGoogleでもAlexaでも自分が言うわけじゃないですか。
うん。
「電気を消して」「音楽を消して」といったように、いちいち言わなくていいんです。自分が生きているだけで、それに合わせて動いてくれる。これは、未来の生き方として、ウェアラブルにしかできないことなんですよ。
SFの映画で出てきそうなシーンですよね。
そう、寝落ちしてもいいんですよ。電気を煌々とつけていて、音楽が流れていて、テレビがついていても、寝落ちしたら消してくれるんです。
うん。確かに。
だから自分がアクティブにアクションを起こさなくても、ウェアラブルが、もちろん最初に設定をしなきゃいけないけれども、起きている、寝ているに勝手にトリガーにして動いてくれるというのが面白いところなんですよね。
すごい。
といったところまで、かなりいろいろ考えて作っていった上で、次回からは「なんでうまくいかなかったのか」というところを、ハードウェアもファームウェアもアプリも含めて、お話ししていこうと思います。ここまで聞くと、かなり面白いものができていくんじゃないかな、と思っていただけるんじゃないかと。
いやあ、本当になんか夢の商品ですよね、これ実現できたら。
面白いでしょ?
はい。
そうなんですよ。これをたった4、5人以内のメンバーでやっていたということですね。
すごい。
はい。ということで、今回は第3回にしていったん、僕がこういうものを作りたくてこういうことやっていたというところはお話しして、次回、じゃあ実際現実どうだったのかというところをお話ししたいなと思います。
はい。
というわけでまた次回、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
リアル経営|企業経営の成功と失敗。等身大で語る台本なき社長のリアル」
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ここまでの相手は、Hossyこと星川哲視と
がじろうでした。
それではまた来週、お耳にかかりましょう。
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