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経営や趣味、時事などのブログ記事や、Podcastの発信を日々行なっています。ニュース登録をしていただければ、更新情報を配信していきますのでお気軽にご登録ください。(広告を配信することはありません)
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【エピソード概要】
自身が起業した会社を卒業するための「後継者選び」のリアル。
社内昇格を第一候補とするも、有力候補である山本洋平氏がまさかの拒否。外部登用を試みるも、思わぬ展開に。M&Aも視野に入れ、模索は難航。
それでも最終的には、17年間ともに会社を築いてきた山本洋平氏への社内承継が実現。
「誰に、どう託すか?」という経営者としての葛藤と決断のプロセスを赤裸々に語ります。
「Podcast:リアル経営」このエピソードに関するご意見・ご感想をぜひお寄せください。今後の配信の参考にさせていただきます。
「リアル経営|企業経営の成功と失敗。等身大で語る台本なき社長のリアル。」
この番組は私Hossyこと星川哲視が自らの体験をもとに、経営やその舞台裏などをリアルに語っていきます。
リアル経営は、毎週金曜日朝6時に配信しています。
おはようございます。自由人のHossyこと星川哲視です。
おはようございます。STRKのがじろうです。
はい。おはようございます。今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まだ前半なので、今日のテーマは前回ダイジェストで話していたところからの続きとして「卒業のリアル」ということで、起業した会社を退任して、そして株式譲渡して、さらにその退任した後ですね、ちょうど今ですよね、の部分までをお話しできればなと思ってます。
よろしくお願いします。
めちゃくちゃ楽しみです。
ちなみにずっと続けられるかは別として、これからテーマは「◯◯のリアル」ということでテーマを作っていきたいなと思ってまして。
いいですね。
やっぱりこれリアル経営なので、何かこうふんわり話すというよりは、何かそれぞれのテーマごとにリアルなところをお伝えできればなと思っていますので、続けられれば「◯◯のリアル」でいきたいなと思っておりまして。
じゃあ逆に言うと、僕もリアルなことをどんどん突っ込んでいっちゃっていいってことですね。
はい。なので第1回、第2回で20周年、そして僕自身の50周年で卒業しようとを決めたという話は、少し、したかなと思いますけれども。では、卒業するって決めてからの話に移りたいと思います。
はい。
ざっくりは、10年前ぐらいから考えていて、で、実際に動き始めたところとしては、だいたい3、4年前ぐらいから具体的に50歳、20周年っていうところまでに必ずこれを実現しようということを考えた上で、そうするといつまでに何しておかなきゃこれ終わらないな、っていうのを考えて、そこで書き出してみたっていうのがだいたい3年ちょっと前ぐらいですね。
なので、こういうことを決めておかないと、実際卒業にならないな、というところがあったので、そこを書き出し始めてからが本当に始まったところかなと思っています。
卒業するということですから、会社を解散するという…ああそうか、そういう意味では、会社を解散して全ての財産を処分して終えるっていう清算っていう選択肢が実際にはないので、書き出しには入れなかったですけど、今思えば、選択肢っていうだけで言うと、そういう選択肢もなくはないですよね。
うん
実際、たとえば赤字で、借金も結構あって、後継者に引き継ぐには重すぎるみたいな会社だと、そういう選択肢を真剣に考えなきゃいけないというところがあるかもしれないですね。
確かに。基本、自分の会社って何か子供のように感じますもんね。
なんかそういう感覚はないそうですね。
そうですね。
特にすごくちっちゃいところから始めて、それがだんだん成長して20年ていうと子供だとね、実際20歳、成人になるというぐらいなんで、そういう意味では思い入れがあるかもしれませんけれども。
先程の通り借金抱えて赤字で、それで辞めようっていう場合は清算というのがあるかもしれないんですけど、僕が書いた選択肢の中にはそれはなかったので、実際書き出さなかったんですね。
選択肢として1つ目。やっぱりおっきいのは誰にこの自分の社長という、まぁ社長という名前はあんまり個人的には好きじゃなかったので、社長って社内でももちろん呼んでないですし、外部の人でもなるべく社長って呼ばないようにしてもらっていて。
で、社長って呼んでくる人は、何かビジネス上何かを僕に売りたいなみたいな人という分類があったので(笑)、社長っていうのじゃなかったんですけど、代表とか代表取締役、正式にはっていう形でやってました。
まあまあ、それはそれとして誰に引き継ぐのかっていうのが、まず事業承継の一番最初に出てくる問題かなと思います。ここからお話していこうかなと。
はい、ありがとうございます。
優先順位としては、やっぱり一番いい形というのは、社内に僕のやっていることを引き継げる人材がいて、それをある程度時間かけて、教育ってほどじゃないですけど、引き継ぎをしながら最終的にその人に渡すというのが一番いい形なのかなというふうに思います。
なので、一応一番最初の選択肢だったのが、この社内昇格でした。
うん
ただ最終的には社内昇格で山本というですね、3年目ぐらいに入ったんで、もう17年ぐらい一緒にやってくれている山本というのが最終的には社長を引き継いでくれたので、社内昇格っていうゴールにはたどり着いたんですけれども、実は一番最初は本人がやりたくないって、
ええ〜?(笑)
これ社内でも言ってないので、実際、少しの人は社内の人も聞くかな、と思いますけれども、このポッドキャスト。うまくいって、途中の紆余曲折をそんなに言う必要がないじゃないですか、社内で。
はい。
なので、山本が、まぁ実際には山本洋平って名前で、洋平というのがニックネームだったので、洋平ですけれども、洋平が一度、嫌だって言ったみたいなことを言う必要がないので社内に。言ってないで、洋平が次期社長になりますっていうのを社内に伝えてると、っていう形なんですけれども…。やりたくないと最初ですね。
リアルですね(笑)
そうなんですよ。やりたくないってよくわかんないな、ぐらいの勢いで。
やると僕は思っていたので。
借金がいっぱいとかだったらまだ分かりますけどね。
そう、そうなんですよ。
会社がうまくいってないとか、借金があるとか、何かネガティブなことがあるんだったらばわかるんですけれども、その話をしてるのが3年前とかの状態って、もう普通にもうずっと右肩上がりで、かつ、市場環境としては、これはね、ちょっとまた別の回に話してますけれども、市場環境としたら、めちゃくちゃいい。
うん。
儲かってる、現金もたくさんあるっていうぐらいの、正直そういう状態だったんで、そこで次の社長を頼むね、っていう時に、やりたくないっていうのは予想外だったんですけれども。
(笑)ほんとっすね。
普通はね。引き受けるのかなって思ってたんですが、実際はそういう形で嫌だと、いうことになって。
その時は、感情的にはどうなるんですか? このHossyさんの感情的には?
僕の方?
今こういうふうに言ってますけど、その時にはヤダって言われたら、それはしょうがない。
ほぉ〜。
どうしてもやって欲しい、やって欲しい、やってくれないと困る…まででもなかったので、一番ベストな選択肢とは思いつつも、やりたくないのであれば次の選択肢に行くしかないよねっていうのがありましたね。
いや、もし僕やったら何かショック受けたりするんじゃないかなって。
ずっと17年一緒に寄り添ってきた人じゃないですか。
はい。
から、何か断られたら、何かちょっとショックとかなかったんですか?そういう感じは?
ショックっていうのは…正直なかったかな〜と思いますね。何か一応言うと、社内昇格っていうのが第1候補としてこれが一番ベストだな。で、次は外部登用。
なるほど。
つまり外部から最初はたとえば経営幹部というかね、として入社してもらって、で、これがそのままこう移行を進めながら、最終的にその人が社長を引き継ぐってのが第2選択肢で、一応第3選択肢まで言ってしまうと、第3選択肢はもうなんだろうな、社内とかで社長を育てて後継するっていうのを諦めて、いわゆるM&Aで、事業自体このトリニティという会社自体を売却して、そうすると当然買った方は経営者を送り込んでくる。
何とかしないといけないですもんね。
という形にはなるので。これはもう最悪というかの選択肢で、基本的にはやりたくないんだけれども、その社内昇格も無理で、外部登用も無理で、だからと言って自分がやり続けるっていう選択肢も取りたくなかった。
前回もお話しした通り、やっぱり卒業っていうおしりをしっかり決めた上でっていうところで言うと、最終やりようがなければM&Aでどっかの事業会社に買ってもらうっていうのが選択肢として3つあったと。
それで、第1選択肢がいったん、その時には、今からで言うと3年、4年前ちょっとぐらいですかね、で考えると、社内では正直山本しかいなかったんですよ。なので山本が断った時点で社内昇格っていうのは選択肢がなくなってしまって、次の外部登用というところに入ったという形になります。
じゃあ最初からこう3つ選択肢があったから特にショックとかもなく、じゃあ次は外部登用だな、みたいな、すぐいけたってことなんですね。
はい。それで、この外部登用っていうところから、実はこの相方を務めてくれてる、がじろうがサポートに入ってくれているところがありますね。
そうですね。
本当のリアルとして関わってもらったので、あの時のあの話みたいなのがこれから出てくるかなと思うんですが。
色々外部から、プロ経営者ってほどでもないですけれども、何かしらこう最終的に社長を任せるということで言うと、いわゆる人材募集みたいなので出すわけにはいかないので、そういうのを紹介してくれるエグゼクティブ人材紹介みたいな、そういった形の会社が世の中にはいくつかあるので、そういった会社に依頼をして、紹介してもらって、というのを何人かで試しましたね。
それで行くと、リアルでいくと僕自身も自分が立候補するのもありなんじゃないかって考えたりもしました。
お〜。
何回か。
でも、何かこれ本当にリアルの会話になっちゃうけど、少しそういう話もなくはないかみたいな。ふんわり聞いたけど。ちょっとおいおいね、がじろうの今までのところもいつかスピンアウト回をしてもいいかと思ってますが。まあ一回過去に色々あったし、というのも含めて、何か経営のそこのところはやらないみたいな話をがじろうがしてた気がして。
いや、経営のそこをやらないっていうよりかは、ちょうどもう、その頃もう農業を滋賀県でっていうのを、考えてたかやってたかぐらいだったんで、週に何日通ってみたいな、そんな軽い感じでは無理だなって。
やるならもう埼玉に住んで、会社の近くに住んでが、もうマストだって考えた時に、ちょっとその畑をどうするんだとか、何かそういうので、無理だってなったんすけど。だけど、ちょくちょく、いや、けどこれすごいいい会社だしなぁって中身まで全部見せてもらってたから。
うんうん。
めちゃめちゃ何回かは頭によぎってましたね。
はい。個人的には自分が後継者として認めるところとしての大きなポイントがあって、ゼロイチができるっていうのはすごく重要かなと思っていて。特に小さい会社なので、我々は。
何かをゼロだったところから生み出すっていうことができない人の場合って、その新しい力を作っていけないというか、新しい時代を切り開いていけない。今のスマートフォンアクセサリーをただやってるだけでも、何年かは成長するかもしれないし、存続していくことはできると思うんですけれども、それだけだと会社ってやっぱりあんまり魅力的じゃないなっというのがあって。
うん
次に社長として任せるには、ゼロイチができるような、こうドライブ力とか発想力とかっていうところが欲しいなと思っていた。
もう一つは、自分がワリとね、ロジカルに、場合によってはマイクロマネージメントをしなきゃいけない人にはするというぐらいの部分を持っていたので、ロジカルな考え方も併せ持つというところが条件というか、理想像としてあったんですよね。
うん。
そうするといわゆる一般的なコンサルみたいな人って、ロジカルなところはありつつも、人の会社のことをやっているので、自分でゼロイチしてないっていう場合が多い。全員とは言わなくても。
たとえば他の会社で幹部をやってましたっていう場合って、まずそもそも社長を引っ張ってくるのであればまだしも、社長を引っ張るってなかなか難しいですよね。
ですよね。
なので幹部なんですよね。だからそういった人も実際は自分でどこまでゼロからイチでやってたのかとか、自分で決定権どこまで持ってやってたのかなっていうのは分かんなかったので、この辺が結構難しいところだったかなと思っています。
またリアルで言うと、これはがじろうもよく覚えてると思いますが、最終的に、実は一人、かなりの確率でいいなと最初思っていて、入社までした人がおりまして、で、何でしょうね、面談を何度しても結局分からないのは実際にはどうなのところがあったので…3年前じゃないですか?
ちょうどそれぐらい。
一回入社して、新規ビジネス何かやってみようとか、というのをトライしてもらいながら、というのをやりましょうっていうことまで思って。
これ結構重要な話なんで、必ずこの話を言わなきゃいけないんですけれども、その人が入社してきて、ある程度僕も何回か会った上で期待はしていたんですけれども、その人が突然辞めてしまったと。
そうっすね。
これはまあまあ驚きでしたね。何かこう自分の中で割とチョイスとして悪くないかなと思っていたのにも関わらず、その人がいきなり2ヶ月ぐらいで辞めたというのは、自分のこの選定した目というのが濁ってたのかなとか、ちょっと焦りすぎたのかな、というのはありましたね。
ま、がじろうも。
いや、そうなんです。僕も会ってたし。で、その方は元々コンサル会社におられた方で、僕もコンサルやってたが故に、僕、コンサルタントめっちゃ嫌いなんですよ(笑)
そうだよね。
コンサルティングは大好きなんですけど、内側にいたからこそ何か適当な人がいっぱいいるのも見てきたし、コンサル嫌いっていうその偏見が、ちょっとなるべくフラットに見ようと思いながら、その偏見ある中で見ても、ああ、この人だったら大丈夫そうって思ったんで。
そうだよね。
どういう関わり方、企業とされましたか? みたいな話がすごい中まで入り込んでやってる感じだったんで、この人は大丈夫ですよって言ってたのに。
そう。
しかも、そのなんか辞め方ももう飛んだに近い感じだったじゃないですか(笑) ちょっと連絡がつかなくなりだして。
これもまた、リアル過ぎてアレですけれども、連絡がつかなくなって。
で、そのしょうがないから、パソコンとかね、携帯とかも貸してたから。しかも理由を言わずにいきなり来なくなったんで、理由は知りたいなって思って。
もうね、この会社の後継者にはなりたくないというのは、もちろんあることかもしれないし、あっても仕方ないことがあるのかもしれない。
実際、もちろんまったく喧嘩もしてないんですよ。揉めてもないんですよね。
そうっすね。
むしろこっちからすればお手並み拝見だから、まだどんな計画か出してこようと、そういう考え方もあるんですね。とかっていうのでいた状態なんで、実際はそんなに揉めるほどの期間も経っていない上で突然来なくなって連絡つかなくなって。
それで、住所があるんで、しょうがないから住所まで行ったら、その家がなくて。
え〜?(驚)それは僕、今初めて聞きました。
そこに住んでいなかった。
怖っ!
それで、何かのやつで…保険証かな、の変更届みたいなのが発掘されて、新しい住所がわかって、それで新しい住所、近かったんですけど行って本人とは結局会えず。ピンポーンって、ご家族は出たんですけど、そういう話は聞いてないみたいなところで。
ご家族にね、そんなに言ってもってことで、そのまま引き下がって。
そしたら一応返却物だけは送られてきたという形で、これほんとリアルですね。
外に誰にも言ってないし、社内でもね、誰も知らない話なんですけど、それぐらい人選というか、人を探すって難しいなっていうのは改めて思いつつ、ポジティブなことで言うと、これがきっかけで山本がやっぱり俺がやると。
(笑)そうっすね。
はい。だったんですよ。だからこれを最終的なゴールへの布石として一つ通るべき道だった。
そうそう。
今思えばね、やっぱり山本も、やりたくないと言ったけれども、もちろん別にトリニティが嫌だとか辞めようと思ってたっていう話ではないし。
うん。
ただ、もしかすると…いつかね、ちょっと、なんであの時ヤダって言ったのって。今だったら本人引き受けて今ちゃんとやってるわけだし、すごく伸ばしていくのも意欲満々でやってるので、今だったらあの時なんで嫌だと言ったのみたいなところを聞いてもいいんですけど、察するには多分プレッシャーとか、僕がやってることをやらなきゃいけないのは重いなとかがあったのかなっていう気はしますね。
いずれにせよ、これで2番目の選択肢が失敗したと思ったら1番目に戻る。
そうですね。
という形で、逆に一番いい選択肢に帰ってきたというところで、山本がやっぱやると。普通に考えて、彼がね、十何年もやって開発をずっと担ってきて、その上で全然知らない人が来て上に立ってっていうのは、その気持ち的にも嫌なところだったかもしれないと思うんですよね。
そうっすよね。
それもあって、やるってなったので、じゃあ後継としての候補としては山本にやってもらおうと、いうことで決まっていったという形になります。
実際、山本であれば、社内でたとえば僕が死んだとしたら、突然いきなり死んだとすれば、山本がじゃあ引き継いでやりますって言って、全員何の違和感もなく進められるものでもあるし、実際に進んでいって、最終的に洋平が次の社長になりますって社内に言った時も、誰も違和感なく受け入れてますので、一番いい人材に最終的にはなったというところですかね。
うん。
山本にはその後も僕がやってたようなことを徐々に見てもらったり、やってもらったり。
さっきのような少しこうロジカルな。山本はどっちかというとロジカルっていう感じでもない部分もありつつ…実際にはロジカルな部分もあるかもしれないんで、バランス良かったのかもしれないですね。
あとはゼロイチみたいなのは新規事業やりましょうっていうところで、これもちょっとリアルで言うと、この卒業までには日の目を見てないものが、やってるものがあるので、ゼロイチを彼も頑張って今やってくれてるところがありますので、いつかこう出てくると思いますけれども、はい。
興味深い話が続いてますが、この続きはまた来週お願いします。
そうですね、ちょっとこれ以上だとさらに長くなり過ぎちゃうので、また来週お願いします。
ありがとうございました。
「リアル経営|企業経営の成功と失敗。等身大で語る台本なき社長のリアル。」
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ここまでのお相手は、Hossyこと星川哲視と
がじろうでした。
それでは、また来週、お耳にかかりましょう。
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