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経営や趣味、時事などのブログ記事や、Podcastの発信を日々行なっています。ニュース登録をしていただければ、更新情報を配信していきますのでお気軽にご登録ください。(広告を配信することはありません)
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Episode 1|「20年間のリアル」はじめの一歩。起業から卒業までのダイジェスト【前編】
【エピソード概要】
20年間代表を務めたトリニティ株式会社を本日卒業。これからは「自由人」として新たな一歩を踏み出したHossyこと星川哲視。
起業のきっかけは実は「成り行き」。音楽好きからApple周辺機器を扱う業界に入り、プロ用音響機器会社の方針転換をきっかけにスピンアウト。設立当初から「自分が欲しいものを作る」という姿勢が貫かれてきた。
初年度売上2億円から最終期には65億円へ成長。社員数も3名から25名へ。
トリニティ20周年&自身50歳を節目に「卒業」した、その胸中を語る。
「Podcast:リアル経営」このエピソードに関するご意見・ご感想をぜひお寄せください。今後の配信の参考にさせていただきます。
「リアル経営|企業経営の成功と失敗等身大で語る台本なき社長のリアル。」
この番組は私星川哲視が自らの体験をもとに、経営やその舞台裏などをリアルに語っていきます。
第1回の配信は本日2025年5月1日。2回目以降は毎週金曜日朝6時に公開していきます。
おはようございます。昨日までスマートフォンアクセサリーの会社であるトリニティ株式会社の代表取締役でしたが、それを卒業しまして、今日から自由人となったHossyこと星川哲視です。
この肩書きについてはおいおい語っていきたいと思いますが、とりあえずは自由人で進めます。よろしくお願いいたします。そして、相方を務めてくれるのはこの方。
おはようございます。STRKのがじろうです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さて、今日これから始まるポッドキャスト番組ですが、まずは我々の自己紹介から始めたいと思います。
私Hossy、これからはHossyで進めていってもいいかなと思ってますけれども、私、Hossyが約20年前にトリニティ株式会社というですね、今だとスマートフォンのアクセサリーなどを作っている会社ですけれども、20年前だとまだiPhoneもなかったので、その頃からiPodとかAppleの周辺機器をずっと作ってきた会社です。
先ほどお話ししたとおり、今日この2025年5月1日に、このトリニティ株式会社の代表取締役を退任して、そして今日から自由人と言う形になったほHossyでございます。これから皆さんに、私自身がこの20年でやってきたこととか、そこでいろんなノウハウだったりとか、そういったことが何かのお役に立てるかなと思って、いろいろお話ししていければなと思っております。
では、がじろうさんも自己紹介お願いします。
改めまして、がじろうと申します。
私はですね、コンサルファームにて6年勤め、そこから経営コンサルとして独立し、現在はコンサル以外にもフードロス削減のための通販サイトであったり、農業システム会社などを行ってます。
Hossyさんが創業されたトリニティ株式会社とはですね、コンサルとして関わらせていただいたんですが、私がトリニティと関わりだした頃にはもう比較的も完成されてたので、この番組を通して、先輩経営者でもあるHossyさんの創業からどのようにこうトリニティを大きくしていったのか、みたいなところを、またどんな失敗をし、そこから何を学んだのか、この辺の話を聞けるのが、めちゃくちゃ楽しみにしております。
はい、ありがとうございます。まず知らない人はいきなり「がじろう」ってなに?っていうところが自己紹介に全然入ってなかったので(笑)本名ではございませんていうあたりはあの〜
そうっすね(笑)ビジネスネームです。
はい、通称ね、がじろうということで、僕も会った頃からがじろうって呼んでいたし。がじろうも僕のことをHossyさんという形で呼んでくれているので、このポッドキャストでも同じような形でやらせてもらえればなと思っています。
はい。
今日はこのポッドキャストの一番最初の回ということもあって、ざぁ〜とちょっとダイジェスト的にね、全体の私の20年前から今日に至るまでをざっくりお話して、で、今後ひとつひとつ、いろんなテーマを持ったりとか、出来事について深掘りしてお話しするような形にしていければなと思っています。
よろしくお願いします。楽しみです。
はい。じゃあまずは、やはり会社設立のきっかけですかね。
はい、そうっすね。それをぜひ聞かしてもらえれば。
まずはやっぱりこう、よく起業家みたいな形とか、何かいろいろビジネスプランを考えて、このビジネスモデルはどういうふうに思いついたんですかとか、何かそういう起業をしたい人とか学生とか、そういった人からよく聞かれることがあるんですけれども、実はそんなに計画的にこのトリニティ株式会社、ちょっとトリニティ株式会社というのは長いので、トリニティって呼んじゃいますけれども、トリニティを起業してたというわけではないんですね。
基本的にざっくりいうと、もう成り行き。
もうこの時点で僕の中で違和感あるんで(笑)僕の知ってるHossyさんってすごいロジカルで、すごい計画的に進めて、ゴールから逆算してみたいな感じなんで、最初のスタート成り行きっていうのがもう違和感があって。
違和感ありますか?(笑)
はい。
その辺もおいおい、どの辺で変わってったのか教えて欲しいですね。何かきっかけがあったのかとか。
そうですね。
だから、ここ10年ぐらいですかね、の間に僕と一緒に仕事したりしてる人と、やっぱりその初期の頃はかなり違うので、そこら辺もね、何かおいおい、どういう形でそういうふうな、こうきっちりとか計画的にとかおしり決めて、逆算してとか、そういったあたりになってきたのかっていうのはあるんですけど。
まああの、起業の時には全然起業しようと思ってたわけでもなく、事業計画を色々考えて何かやろうって思ってたわけでもないです。はい。
成り行き任せでスタートして、最終的に売上どこまでいったんでしたっけ?
一応この最後の期は、売上65億円までいきました。
うわ〜
一番最初の年が約2億円だったんですよね。
初年度からいきなり。
だったんで、かなりいくようにはなりましたね。
これ多分、起業を考えてる人は結構すごい希望になるんじゃないですかね。成り行きでやってそんなに行けるんだって。ちょっとへんな勘違いしてもアレかもしれませんけど(笑)
売上としては30倍ですよね。で、社員数も3人から始めたんで、今25人ぐらいなんで、倍数でいくまあ人数としてね、何100人になりましたっていうと、すごく大きくなったなみたいなところがあると思うんですけど、会社としてはそんなに増えてはないかなとは思ってるんですけれども、まあ約8倍ぐらいの人数になってると。800%
この直近で5名ぐらい増えたって
そうですね。最終の1年ですごく増えたという。
なら、ほぼほぼ20人で65億円まで持ってたっていう感じですよね。
はい。
ちょっと話、戻ります。
はい。
企業のところとして、成り行きというのは、これもね、またおいおい話したいんですが、元々音楽をやっていて、自分で曲を作ったりとかして、本当はそれで生きていきたいぐらいに思っていたんですけれども、結果生きていけないことが分かり、就職したんですね。
それで、就職した時に、やっぱり音楽に関係することやりたいなっていうのもあったので、プロの音響システムとかを輸入販売するような会社に勤めました。
うん。
そこで会社員としてやってたんですけれども、だんだん音楽制作もやはりMac使ってやったりとか、Appleの機材を使うことが多かったので、そのうちその〜、Macをこう変換して、何かに出力するとか、切り替えるケーブルとかスイッチャーとかっていうようなAppleの周辺機器を取り扱うようになってきて。
僕が担当して、そういったものを、新しいものを輸入したりとか、販売したりっていうのをやってたんですけれども、その会社は元々プロ用の機器ってマイクだけで10万、20万したりとか、スピーカーワンセットで800万円したりとか、ミキサーっていう音声調整卓っていうようなのだと、1台売るだけで3,000万円したりとか、こういったプロ用なんでね。
レコーディングスタジオとかテレビ局で、音声さんの副調整室みたいなとこで使われるようなやつなんで、そういうのをやってたので、何かこのケーブルとか、アクセサリーってちっちゃいんですね、ビジネスが。
う〜ん。
その会社からすると。
それで、もうちっちゃいヤツやめよう、リストラというか、事業整理みたいな形でやめようみたいな話になった時に、自分としてはそれ面白かったし、Appleも好きで、Appleの周辺機器やりたかったので、じゃあこれやめるんだったら、自分でやりたいですっていうことで、まぁかっこよく言うとスピンアウトみたいな形でその事業を、まぁ事業ってほど大きくなかったんですけど、一緒にその会社でやってた人と起業をしたんですね。
だから辞めるってなって、じゃあやりますってなって、じゃあ起業しなきゃっていうふうになって、トントン拍子というか、焦ってやり始めたっていうところがこの経緯なので、さっき言ったように、
なるほど。
その前からすごく計画してやったというわけではないんですね。
その会社に何年ぐらい勤められてたんですか。
その会社自体は7年ぐらいかな、いたんですよ。それで、後半ですね、最後の2、3年ですかね、こういったアクセサリ、それまでは普通にこうおっきな音響機器の販売したりっていうのをやってたんですけど、なので2年くらいかな。
ただやっぱり自分が好きなそのAppleの周辺をやってるっていうのが面白かったので、そこから始まったというのが会社設立のきっかけです。
ふ〜ん
なんでまぁ、面白いかっていうとどうかなっていうところありますけれども、ここの一つのきっかけとして、自分が好きなことをやるために起業するっていうのは、今思えばね、その動機としてはあったのかなと思いますし、それ以降もやっぱり自分が好きなものとか、自分が欲しいものみたいなのを取り扱いしたいっていうのはずっとそこから続いてるので、原点といえば原点かもしれないですね。
だいたい29歳ぐらいの時に独立したってことですか?
30歳ですね。
30歳の時に。勇気、入りますよね。
そうですね。その頃は、でもどうだろう?
思ったより勇気とか不安とかが最初はなかった気がします。
へ〜
何か妙に自分で自分のやりたいことがやれるっていう高揚感のほうが大きかったかもしれないですね。はい。ちょうど2006年の5月1日に登記してスタートしたので、ちょうど5月1日という形で終わるということになりますね。
その会社、なぜか退任されるみたいな話になるかっていうのを、この辺は多分じっくり聞くと、多分ものすごく長くなってしまうと思うので、簡単に今回は教えていただければ。
はい。始まりと終わりという意味で、この終わりで、一応世の中でもよく言うような形で、卒業という形で言わせてもらってますけれど、いくつか理由がある上で、一番大きなところで言うと、トリニティは20周年で、僕は50周年なんですね。
はいはい50歳。
自分が50歳になるっていうのを見据えた時に、一生この仕事でいるのかっていうこととか、他にできることもあるんじゃないかっていうのを、ぼんやりと10年ぐらい前から思っていたんですね。
少し戻ると、やっぱ最初の10年はざっくり言うと前半戦としてそれなりに大変なことがいっぱいあって、必死にやってきた。
10年ぐらい前からだんだん形はできてきたりとか、さっき言ったような自分の考え方も結構変わったりとかして見えてきたところがあって。
それで、その時に区切りとしての10年っていう最初の折り返しから、じゃ次の10年って考えた時に、ここでそのある程度しっかり成長していった場合は、自分もそこで、それからさらに死ぬまでとか、よくね、中小企業だと70歳、80歳のお爺ちゃんとかね。
そうですね。
起業して最初にいいビジネスモデルを築いたということだけで、長くずっといるみたいな人が、まぁ悪いとは言わないんですけれど、そういうのがあるじゃないですか。
だけど、自分としては50歳で一回区切りをつけて、新しいその可能性を見てみたいなっていうのが、50歳でちょうどトリニティ20歳っていうところにかぶっていたので、じゃあそこをおしりにしようと、いう風に考えたのが一番最初ですね。
なるほど。じゃあ10年前ぐらいからおぼろげに、その卒業を考えてたってことなんですね。
そうですね。
じゃあ本物の卒業なんですね。首になったのを卒業とか言いますけど(笑)自分から本当に卒業しようと、10年かけて。
そうですね。最終的には卒業というのが代表取締役の退任、それから僕が持っていた株式を全て売却して、ということなので、卒業でもありつつ、ある意味、法的にはトリニティとは今日をもって無関係な存在になると。
ほぉ。
創業者ぐらいは言ってもいいかもしれないですけれど。
株主でもなければ経営者でもないっていう形なので、本当に卒業と言いつつ、若干こう会長とか何かそういうね、相談役とかっていうので残って、で、株は持ってるから多少口出してみたいな風な会社っていうのはやっぱりいっぱいあると思うんですけれども、それをやってしまうと自分も区切りがつかなくなるし、残った人達も何かやっぱり社長がいるのに、前の社長が株主とかで残って、何かちょっと口出してくるみたいなことが、大企業でもあるじゃないですか。
うん。
なんでそういうのは格好良くないなっていうのもあったので、いったん完全に区切りをつけるという意味で、完全なる卒業をしたというのが今回のメインのところですかね。
結構何か経営の美学的なところが結構しっかりしてるんですよね。
かっこいい、かっこよくないみたいな。
そうですね。ほんと中小企業の嫌な部分というか、あまりそういう誰かの社長の個人の会社っぽい感じには…
私物化…
したくなかったので。だから、だらだらと残っていくことはやりたくなかったんですね。
あと自分も結局何かやっぱ関わってるとなんだかんだ、もちろん僕もそのトリニティが嫌いで辞めるわけでもないから、今でも別に普通に大好きだし、次の社長・副社長も頑張ってくれてるし、ちっちゃい20何人の会社なんで、やっぱりみんなひとりひとりのことをよく分かってるし、嫌になってるっていうわけではないので。
もちろん、どんどんこれから新しい形でやってもらいたい、成長もしてもらいたいと思うけれども、何かそこにこう、自分もまだ何かしらで関わりを持っちゃうと、自分もそこから次の、さっき言った、元々何か新しい可能性とか、まだできることがあるんじゃないかっていう可能性に対して、前を向けなくなってしまうこともあるので、お互いにとっていいことだと思って、完全なる卒業にさせてもらったというような感じですね。
わかりました。
やっぱり何かHossyさんっぽいなっていう、決断が早いなっていうのはすごく感じるんですけど、何かその決断が早いのがやっぱり普段からそういう軸があるから決断が早いんだなっていう、決断しきれるというか、なんかすごく伝わってきました。
はい。
ちなみに辞める理由は、卒業する理由は分かったんですけども、そのトリニティのを創業時は、どういった感じでスタート、2億円ぐらいからどうスタートしていったんですかね?
そうですね、最初なんか一応ね、これもおいおい話しますけれども、創業資金みたいなので、公庫からお金を借りるっていうのが最初にあったので、どうしてもまあこのトリニティはものを作って販売する、当時はしかもブランド品といって、海外製品を輸入する輸入代理店業務が基本だったので、先にやっぱりお金払って仕入れて、で売って、で入金されるサイクルがあるので、やっぱりお金っていうのは最初かなり重要だったので、最初に事業計画みたいなのを見よう見まねで、えーっと多少見たかな、見ながら作って。
最初は1.2億円だったですね。たしか事業計画ではね。で、実際スタートしたらね、2.2億円で着地したんですけど、当時はさっき言ったようなMacの周辺機器とか、当時iPodが出てきたところだったので、iPodの変換ケーブルとかケースとかも、当時海外のブランドの製品を輸入してやってました。
初期の頃は自社ブランドはなかったんですね。
計画の時に1億2,000万円で計画出したけど、2億円着地っていう話でいくと、元々独立する前の時はいくらぐらいの事業だったんですか?
大体同じぐらいの事業だったですね。
1億円ぐらいですね。
はい。
じゃあ独立していきなり2倍ぐらいに成長させてるんですね。
まあ成長って言っていいのか分かんないですけど、終わってみたらすごくいったね、ぐらいの感じですね。やっぱりiPodがやっぱ売れてきたりとか、これトリニティと僕の全般に関係するんですけど、やっぱりAppleという軸があって。
Appleはね、皆さんご存知の通り、今世界一の時価総額を持ったブランド力もありつつ、売上もありつつで、企業価値が高い会社で、僕らがやってた20年前はね。そこまで全然行かない会社だったので、一緒にスタートして。
そこからどんどんiPodからね、iPhoneも皆さんご存知の通りありつつ、iPadやAppleWatchやAirPodsといった形でどんどんどんどんAppleが大きくなっていくのに合わせて、自分たちもそれに合ったような製品をリリースしてきたっていうところがあるので、成長と言いつつAppleの成長に乗っかってきたっていうところもありますね。
いや、すごいですね。どんどんそうやって成長してたって感じなんですね。
そうです。
ただですね、ちょっと大変です。はい。あっという間に時間がちょっと来てしまいまして。
はい(笑)
なるほど。
まだまだ、ちょっと聞きたいんですけども
まだ何も話してないですよ(笑)
まだ全然入り口にも入ってないくらいなんすけど、なんでちょっとまた続きはちょっとまた来週お話してもらいたいなと。
そうですね、ちょっと本当にとりとめもなくなっちゃうので、今回はここでね、一回区切りしながら、また来週後半というかね、っていうところでお話しできたらなというふうに思います。がじろうさん、お付き合いいただいてありがとうございます。
いやいや、ありがとうございます。僕も初めての話もすごく多かったんで、すごい楽しかったです。
はい、ありがとうございます。
では「リアル経営」第1回はですね、こんな形で、ちょっと変な形で終了してしまいますけれど、また来週からね、どんどんいろんなお話させていただきたいと思っております。
番組の概要欄に問い合わせ先なども入れたりとか、何か参考になるリンクとかあれば入れておきますので、ぜひご覧ください。
一応、ポッドキャストのWebサイトも用意しておりますので、そちらももしよければ文字起こしも入れておきますのでご覧ください。
ということで、リアル経営。毎週金曜日朝6時更新です。ぜひこのポッドキャストをフォローしていただければと思います。
ここまでのお相手は私Hossyと
がじろうでした。
それではまた来週お耳にかかりましょう。
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