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2025年5月5日をもって、Skypeのサービスが終了するというお知らせが届きました。Skypeというサービスをご存じのない方向けにAIが要約してくれました。
Skypeは2003年にエストニアで誕生し、05年にeBay、11年にマイクロソフト傘下へ。12年にWindows Live Messenger統合、20年にUI刷新。P2P技術で国際通話を無料化し2006年前後に急拡大。現行版は暗号化通話・ビデオ会議・画面共有・録音・固定/携帯発信(有料)を備え、Teamsとも連携、多言語対応で個人から企業まで広く利用される。パンデミックで再評価、在宅勤務に活躍。
実際のところ、私自身はもうSkypeを使っておらず、アプリなども削除してしまっているので、サービスが終了しても何の問題もありません。ただ、2006年にトリニティを起業した時には会社のメインの電話サービスとして利用していました。2006年当時からSkypeInとSkypeOutというサービスがあり、インターネット通話が実社会の電話番号と接続し、普通の電話のように電話を受けたりかけたりすることができました。
正直なところ音質は良くありませんでした。しかし、トリニティは3人で起業してオフィスがなかったため、拠点間通話だけでなく顧客とのやり取りなど一般電話として Skype が大いに役立ちました。インターネット環境とMacアプリがあれば、電話がかかってくれば全員のSkypeにコールがかかり、誰かが取れば通話ができます。USB接続の受話器型デバイスを使えば、あたかも通常の電話機で話すように通話できました。こちらから普通の電話としてかけることもできましたので、これで各自がリモートワーク(当時はこういう呼び名ではありませんでした)していても、電話環境は機能としては問題なく稼働できたのです。
当時のブログ記事には、メリットを次のように記していました。
Skypeを使うメリットは下記の通りです。
・固定費用がビジネス向け一般加入電話に比べて圧倒的に安い
SkypeInのサービスは050から始まる電話番号がもらえますが、これの維持に年間4,000円です。念のため繰り返しますが、「年間」です。
・コンピューターさえあれば場所に依存しない
たとえばMacBook Proを持ち出していて、そこにネット回線があれば、オフィスと同じように電話を使用することができます。これにより、スタッフがいつも事務所に通う必要がなくなります。また出張していても普通に電話の発着信ができるため、少ないスタッフの場合でも電話を受けられないでビジネスを逃してしまうということもなくなります。
・電話帳を活用できる
コンピューター内にあるコンタクトリストを活用して電話帳を作成しておけば、簡単に発信することができ、また着信した相手も画面上に表示されます。
この仕組みのおかげで、大阪在住の4人目の社員(カスタマーサポート担当)も同じ番号で発着信でき、リモートで電話対応が可能になり、入社のハードルを大きく下げました。
その後、人数が増えてオフィスを構えるようになった時に基本的には廃止してしまい、一般的なIP電話システムに変わりました。チャットとしては使い続けていたものの、スレッド管理ができないことから、やり取りが煩雑になってしまうのでGoogle Chatに移行してからというもの、起動することもなくなってしまっていました。
とはいえ、長年お世話になったサービスが終了するのは感慨深いものです。
さようなら、Skype。たくさんお世話になりました。Skypeがあったおかげで、トリニティはリモートでのビジネスが展開できました。ありがとうございました。
★
音声通話から始まったSkypeは、一時期は一世を風靡しましたが、どこからか新興に追いつかれて、Microsoftに買収されて以降は鳴かず飛ばずになってしまっていた気がします。栄枯盛衰というのを見てきた印象です。
クラウドサービス全盛期でありながら、そのサービスが本当に長く使い続けられるのかを見極めるのが難しい時代でもあります。特にビジネスとして全社的に導入して、マニュアルやトレーニングなどの時間と労力をかけても、サービス終了というのがあると元の木阿弥に戻ってしまいます。
Skypeは幸いにも、もう使ってないタイミングでのサービス終了で、私は使う気が起きませんが、Microsoft Teams という後継製品があるので移行はしやすいかもしれません。Microsoft は過去に私が愛用していた Wunderlist というタスク管理システムを買収して、その後にサービスを終了する(実際には Microsoft 製品群に取り込んだのだと思いますが)という経緯があるため、Skype も早晩そうなるだろうと予想していましたが、案の定という結果になりました。
今後も、使うべきサービスを厳選していかないといけないと改めて思ったできごとでした。
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